新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい

ゆたぽん

38話

小休止している間に、ナビさんから報告があった。

《マスター、発言の許可を…。イエス。このフロアーにはワームSSSランクが一体だけでした。》

ナビさんの報告は驚くものだった。
一体のワームがダンジョンに出てくるあらゆる物を食べており、本来そこにあるであろう壁や柱、魔獣、木や草までも根こそぎ食べ尽くしているとのこと。

そのため、このフロアーはワームの触手が蔓延っており真っ暗になっているとの事。

回転率が高い為出てくる魔獣のレベルも低く(s〜ss)ワームに勝てる魔獣がいないので高ランクのワームが鎮座しているらしい。

次のフロアーに行くにもそのワームが階段を塞いでいるため、倒さない限り次には行けない。

そして今の私たちにはワームを倒すのは不可能に近いとの事。

《マスター、暫くはマジック空間から出ないことをお勧めします。その間に全員のレベルを上げ挑んでください。》

ナビさん曰く、レベルを底上げしなければ突破は困難との事。
改めて自分達のステータスを確認してみた。

名前 カミーユ
性別 男性
種族 人族?
レベル 657
年齢 16歳
HP 4268425/4268425
MP 5173950/5173950
固定スキル
性転換 隠蔽 全言語取得 世界知識(ナビ)
スキル
生活魔法 Max マジック空間 Max 状態異常耐性 Max スキル・経験値倍加 魔力探知 Max 念話 Max 捜索 Max 剣術 Max 体術 Max 精神耐性 Max 身体強化 Max 危険回避 Max 隠密 Max 危険察知 Max 投石術 Max 心眼 Max 暗殺術 Max 魔力操作 Max 全属性魔法(火・水・土・風・氷・雷・光・闇・時空)Max 錬金術 Max 鑑定 Max HP・MP自動回復 Max 威圧 Max インベントリ
称号
限界を超えた者 
加護
時空の女神 
従魔 2/5
ランク F
昇格 可
犯罪歴 なし
?ダンジョン 71/100

名前 アルト
性別 男
種族 人族?
レベル 503
年齢 44歳
HP  3584261/3584261
MP  2975318/2975318
固定スキル
不屈の精神
スキル
身体強化 Max 危険回避 Max 一撃必殺 状態異常耐性 Max 捜索 Max 挑発 電光石火 威圧 生活魔法 Max 体術 Max 精神耐性 Max 危険回避 Max 危険察知 Max 魔力操作 Max 鑑定 MaxHP・MP自動回復 4 心眼 4 威圧 Max
称号
限界を超えた者
ランク SS
昇格 可
犯罪歴 なし
加護
武術の神
?ダンジョン 71/100

名前 ラビ
性別 女
種族 ホーンラビット極
レベル 137/1000(進化不可)
ランク S
年齢 2歳
HP 1835715/1835715
MP 1391371/1391371
固定スキル
なし
スキル
一撃必殺 危険回避 Max 俊足 Max 状態異常耐性 Max 身体強化 Max危険察知  Max 擬人化
加護
なし
契約者
カミーユ

名前 カナリア
性別 女
種族 セイレーン希少種
レベル 348/1000(進化不可)
ランク SS
年齢 1186歳
HP  3172954/3172954
MP 2439512/2439512
固定スキル
魅惑の声
スキル
水魔法 Max 危険回避 Max 回復魔法 Max 魅了  Max  状態異常耐性 Max 身体強化 Max 擬人化
加護
なし
契約者
カミーユ
 
改めて見てみると、パーティレベルは高い。
ナビさん曰く大陸であれば上位に入るととの事。

魔物を倒さなくてもレベルは上げることが出来るし、ナビさんが少し試したい事があるとの為、現状を皆んなに説明し、暫くはマジック空間の中に居ることにした。

その際、マジック空間にいながら何で探索出来たのかを聞かれたのでナビさんの事もアルトさんに説明した。

…まぁ、カミーユだからなぁ〜。で終わった。

とりあえずやれる事から始めようとしたところ、ナビさんから

《マスター、発言の許可を…。イエス。私が準備したい事には媒体が必要になります。
マスターのいた世界でいうアンドロイドのような媒体を作ってもらえないでしょうか?》

珍しくナビさんからの依頼だったので了承し、ボディは任せるとのこと。

アルトさん達に状況を説明し、明日から活動し始めると話が纏まり、私は工房に移動した。

なんとなくナビさんのイメージがスレンダーで身長が高めで眼鏡付きのメイドさんかなぁと思い、メイド服(スカート長め)の媒体を作成した。

オリハルコンや漆黒の谷の素材をふんだんに使っており、一番大きい魔石を使った為魔力を使うのにも困らないはずだ。

基本食事は食べなくても大丈夫だが、せっかくなので聴覚、味覚、痛覚など、かなり人体に寄せて作ってみた。

まぁ感覚は遮断出来るし、せっかく身体を手に入れるのだから、一緒に食事を食べたいと考えたからだ。

出来上がった媒体にナビさんが入る条件が私の魔力を魔石に取り込みながらの作業すれば大丈夫との為、かなり魔力を込めながら作成した。

ナビさんも納得いく媒体が出来たので早速媒体に移った。

「…感覚があると言うのは変な感じがしますが、パスは繋がっていますし、問題ないです。
マスターありがとうございます。
この後は休んでください、私は準備を行いますので。」

念のためナビさんのステータスを確認してみると

名前 ナビ
性別 不明
種族 不明
レベル 不明
ランク 不明
年齢 不明
HP  不明
MP 不明
固定スキル
世界知識 模写
スキル
なし
加護
なし

この後はどうするのかを尋ねると、無表情で、

「イエス、マスター。マスター達のレベルアップを兼ねた空間を作成します。
作成の許可をもらえますか?」

ナビさんの話だと明日には出来上がってるとの事。

許可を出すと、イエス、マスター。出来上がりましたら報告します。と言い残し、その場を立ち去った。

?ダンジョン71/100

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