新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい

ゆたぽん

閑話(アルト)

短いです。

このダンジョンに入ってから驚きの連続だ。

初めは魔物のレベルに驚かされて、死ぬかもなぁと思っていたが、それでも生き残ってやると足掻いていた。

俺はもう地上に戻れないかと考えていた所に、アイツに会った。

何でこんな所にアイツがいるのかと思ったが、話を聞いて納得した。

一緒に生活をして行く中で少しずつだがアイツのこともわかってきた。

初めはただの無愛想な奴と思っていたが、ちゃんと表情がある。

綺麗な顔してるから、破壊力がヤバイな…。

いや、アイツは男だ。普通にマジック空間の中で薄着で歩いているからな。確実に付いていた。

しかも俺の子供であってもおかしくない年だ。

それに、俺は女が好きなんだ。今まで男から言い寄られた事もあったが、興味がないと跳ね除けていたじゃないか。

しかし、あのマジック空間の事は誰にも言えないな。

アイツのレベルもヤバイしな…。

あの年であのレベル、しかもあの出鱈目なステータスは!

俺がもっと若ければ色んな所に冒険しに誘うが、クソッ。

まぁ、このダンジョンを突破しないとこの先のことも考えても仕方ないが、何故か不安はないんだよな。

ここに来て、俺のレベルも上がって来てるし、何より背中を預けて安心出来る相棒ってのは良いもんだな。

俺はこれでもSSランクまでいったのに手も足も出ない相手が居るとは思わなかったしな。

あそこまで強いと一撃でも良いから当てたいが、まだまだだな。

…後20、いや10年早く出会ってれば、俺ももっと強く…。

いや、それを考えたらきりが無いな。今出来る精一杯の事をやり遂げよう。

アイツは強いが何だが、弱い部分もあるしな。

俺に出来る事は今までの経験を教える事だしな。

お?おいカミーユ!今日の手合わせやろうぜ!

毎日飽きないかって?飽きねーな。こんなにワクワクするのは久しぶり何だ!

お前さんだって人相手に慣れて良いだろ?

無表情には変わりないが目が嬉しそうにしているのがわかるようになった。

コイツの目は表情が豊かだ。困惑してる時もあるが、話しかけたり、手合わせしたりする時は爛々としている。

ヨシ!今日こそは一発いれてやっかな!

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