新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい

ゆたぽん

30話

私はガロンの街を出た後、少し寂しい気持ちを抑えながら、何処に向かうか考えてると、ふと思い出したことがあった。

以前、ガロンの森の中でダンジョンを見つけたのだが、未発見のダンジョンだったのでナビさんにも情報がなく、探索せず保留にしていたのだ。

ギルドには繋がりがあるとナビさんも言っていたので、あのギルドマスターの事だから、他のギルドもいってるかもしれないと考え、暫くダンジョンを探索し、ラビさんのレベル上げをするのはどうか?とナビさん聞いた。

《ノー、マスター未発見には様々な理由があり、リスクが高いと考えられます。ただし、ラビのレベルを上げることは同意します。》

《でもナビさん、ガロン周辺は魔物のレベルも低いし、危険なら様子見て他に行けば良いのでは?
何より誰も探索していないのなら、私のステータスを隠蔽しなくて動けるので気持ちが楽なのですが…。》

と相談すると、ナビさんより危険と判断したらダンジョンを探索を途中でやめて、他の方法を考える事とし、ダンジョンに向かう事にした。

そのダンジョンはラビさんと出会った場所に近い所にあり、入り口は大きな岩の後ろにあった。

そこに入るには崖を登りその岩の上に降りた後、後ろに回り入り込まなければならないので、よっぽどの用がなければ入り口には気づかない。

早速ダンジョンに向かい、ダンジョン内に入ると何か違和感があり、直ぐにナビさんから。

《マスター、発言の許可を…。イエス。このダンジョンは一方通行です。
どうやらダンジョンを突破しないと出られない仕組みになっています。》

ナビさんの話だと、ダンジョンには一定の条件がある場合があるとの事。
そしてこのダンジョンは突破が条件であり、今まで突破した冒険者がいない為、未発見扱いになっていたようだ。

今、私がいるフロアーは1階であり、一番レベルの低いフロアーなのだが、魔物の気配がAランクしかいない。

早速ナビさんがダンジョンを調べたが、検索しきれず、マッピングしながら進んでいくしかないそうだ。

ただ、階数だけはわかるようにシステム化されており、ダンジョンに入った際はギルドカードに階数が、表示されるとの事。

私は隠蔽を解いて、早速ギルドカードを確認した。

名前 カミーユ
性別 男性
種族 人族?
レベル 582
年齢 14歳
HP 3434649/3434649
MP 4579458/4579458
固定スキル
性転換 隠蔽 全言語取得 世界知識(ナビ)
スキル
生活魔法 Max マジック空間 Max 状態異常耐性 Max スキル・経験値倍加 魔力探知 Max 念話 2 捜索 Max 剣術 Max 体術 Max 精神耐性 Max 身体強化 Max 危険回避 Max 隠密 Max 危険察知 Max 投石術 Max 心眼 Max 暗殺術 Max 魔力操作 Max 全属性魔法(火・水・土・風・氷・雷・光・闇・時空)Max 錬金術 Max 鑑定 Max HP・MP自動回復 Max 威圧 Max インベントリ
称号
限界を超えた者 
加護
時空の女神 
従魔 1/5
ランク F
昇格 不可
犯罪歴 なし
ラビ
?ダンジョン 1/100

1階で魔物のレベルAランクとなると、最下層は…。
以前ナビさんに聞いたところ、私のレベルは人族では最強クラスだが、セルディでは中級クラスだと言っていた。
そのため、今のままでは突破はできない。
出ることもできない為、無理をしないでフロアー攻略をしていく事になった。
幸いにも私の寿命はかなり伸びているので5年、10年かかったとしても、外の世界を回るには何の問題もないそうだ。

とりあえず私は、一旦、マジック空間に入り、ラビさんが瞬殺されてしまうのでラビの防具を作る事にした。
ラビさんはフワフワとした毛並みの為足に腕輪と、角にも武器を装着した。
進化していたラビさんは元々私の膝下ぐらいだったのだが、腰元ぐらいまで大きくなっていた。
それに大きさだけでなく、角も以前はツルっとした角だったが、ドリルの様な角になっており、少しステータスも変わっていた。

名前 ラビ
性別 女
種族 ホーンラビット亜種
レベル 1/50
ランク G
年齢 0歳
HP 59/59
MP 38/38
固定スキル
なし
スキル
一撃必殺 危険回避 2 俊足 2 状態異常耐性 2
加護
なし
契約者
カミーユ

レベルは1になっていたが、スキルが上がっており、HP.MPはそのままだった。
これから先の事を考え、先ずはラビさんのレベルを優先し、状況よりティムをし従魔を増やしていく事にした。

こうして未発見のダンジョン攻略が始まった。

?ダンジョン1/100

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