新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい

ゆたぽん

24話

早朝と言う事もあり人の気配があまりなく、本来のスキルを使いながら採取と討伐を行っていた。

ナビさんより、数をあまり狩すぎると説明を求められる場合があるので、薬草もスライムも30ぐらいを目安にした方が良いとの事。
目立つのは得策ではないので、先に薬草30本、スライムも30体倒し、残り時間は散策していた。

ちなみにスライムには色はなく、透明なアメーバみたいな魔物であった。
ドロップアイテムのほぼがスライムゼリーであり、一個だけ上スライムゼリーを手に入れた。
それも毎回宝箱が出るわけでなくお金だけの時もあった。

谷での生活してる時はインベントリに自動で回収していたのでそこまでは気づかなかった。

私はそのまま自動回収しようと思っていたが、ナビさんの話だと、周りに見られた時にマジックバックかインベントリを持っているとバレてしまう可能性があるので、暫くは毎回宝箱を開けて回収した方がいいとの事。

ゼリーと言っても瓶に入った状態で箱から出てくるのでそのまま麻の袋にしまえるし、スライムの魔石は小指先ぐらいしかないので一緒の袋に入れても問題なかった。
瓶の数が増えると薬草が潰れそうになるため持っていた素材でもう一つ袋を作り薬草だけそこに入れた。乾いてしまうと値段が付かない可能性があるとの為水で包みしっとりさせておいた。
それと、スライムゼリーの瓶がガチャガチャと煩かったので一旦自分のマジックバックにしまっておいた。

それにスライムも、1体倒すと2ゼル入ってきた。魔物のランクが上がれば上がるほど入ってくるゼルも上がる。今まで漆黒の谷で討伐した魔物のお金はインベントリにしまってあるので、多分一生お金に困ることはない程に入っている。
多少ギルドカードに移しておいたし、それにガロンの森に来る前に門番からギルドカード出来たんだったら後で1万ゼル返すから、詰所によってくれ。と言われたので、当面のお金には困らなそうだ。

森の奥まで入って行くと、だんだんと魔素が濃くなってきた。とは言え、私に向かって来る魔物はいないので、のんびりと散策をしてると1つきになる場所を見つけたため向かった。

元々ガロンは人族の中でも温暖な気候であり、小さいが近くに火山もある。
そのため鉱山もあり、多少なり鉄鉱石が取れる。
そのため近くに自然の温泉が湧いているのでは?と考えていたので、気になる場所に向かうと、硫黄の匂いがする吹き出す源泉を見つけることが出来た。周りは岩場になっていてヌルヌルとしており、吹き出しているが溜まる場所がなくそのまま流れいるようだった。

調べると回復速度アップや美肌効果まであると出たのでどうにかしてマジック空間の中に持ち込めないかとナビさんに相談すると、私が持っている大きめの魔石を半分に割り流す方と受ける方の魔具を作りセットすれば良いと言われた。

頭の中に作り方が浮かび、魔具を作り先ず源泉においた。源泉の温度は60度ぐらいだったが、魔具で温度調整が出来るので心配ないとの事。
作った魔具に隠蔽を施し、源泉の入り口から魔法を使い奥の方に沈め固定した。
そもそもセルディでは魔法が発達しているため、入浴をする習慣があまりない。

私はマジック空間の中にお風呂を使っており、ほぼ毎日入っていた。
これからは温泉に入れるかと思うと嬉しくなり作った魔具を持ちマジック空間の中に入った。

元々肩まで浸かれるような大きめの浴槽を作っていたが、折角の温泉なので内風呂と露天風呂風、と昔テレビで見たことのある温泉地の旅館を思い浮かべながら作成した。
序でにお風呂には自動洗浄できる魔具も作り掃除要らずにし、いつでも満喫出来るようにしておいた。

もう日本人ではないが40年近く毎日お風呂に入る習慣があったし、温泉の大きいお風呂に憧れていたので頑張って作ってみた。若干ナビさんが引いているような気がしたが、どうしても温泉に入りたかったので、私しか使わないのだけど、旅館のような洗い場やジャグジー風呂、ミストサウナなどちょっとしたスーパー銭湯状態になっていた。

一通り作って満足したところで早速温泉に入った。自動洗浄が付いているので洗い場は必要なかったのだが、気分的に作ってしまった。

まぁお風呂の中から見る景色と思えば風情があると思う。ふぅ〜っと温泉に浸かり満喫したところで、グ〜とお腹が鳴ったので結構時間経っていたことに気付き、お風呂から上がり食事を摂った。

風呂上がりだと温泉独特の香りが付いていた為魔法で匂いを消して麻の袋を取り出し、ガチャガチャと煩いため瓶の間に水で作ったクッションを入れ、音が響かないようにしてから街に戻った。

門番(ブラウンさんと名前を教えてもらった。)に声をかけてて詰所に行き、手続きを済ませてからギルドに向かおうとしたが、今の時間は混んでるから明日にした方が良いぞ?と教えてもらったので、明日の朝に報告することにし、教会に帰った。

その時ブラウンさんは、

「ふぅ、ってか、あんな白い肌にほんのり赤みが付いてて、なんか肌も艶々だし、今の時間は荒くれ者の冒険者がわんさかいる時間だから不味いだろう。みんな悪い奴らじゃねぇが、気性が荒いからなぁ…。」

再びふぅっと溜息をつきカミーユが去って言った方向を見ていた。トラブルなけりゃそれに越したことはねぇからな。とボヤきながら門番を続けていた。

教会に戻りマリーさんから何でこんなに肌が綺麗になっているのと質問責めにあったが、マジック空間の事は言えなく、源泉の事も場所的に初心者の冒険者が行ける場所ではないため、適度な運動や魔力を循環するだけでも身体に良いですよ。と適当に誤魔化した。

その日からマリーさんは運動と、魔力循環を始めたみたいで体調が良くなり元々便秘気味だった腸の調子も良くなり結果、肌の調子も良くなった。

「新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く