新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい

ゆたぽん

13話

谷底に着いてからあっという間に5年の月日が流れた。初めは目が慣れないからライトを使い生活していたが、光に反応して魔物たちが襲ってきたため光のない生活を送った。マジック空間の中でも環境に慣れるため火を使う以外は真っ暗な中生活を送った。

着いてすぐには気づかなかったが、長い月日討伐されていない魔物たちは化け物だった。
俗に言う最弱に分類されるスライムやゴブリンでさえ私は勝てなかった。後でわかった事だが、最弱な魔物でもレベル50はあり、強い者は500を超えていた。
初めは最弱の私は隠密を酷使しても魔物の動きを追えず、近づくことも出来ず、それでも何か無いかと近くの石を拾い投石をした。

一対一はとても無理だった為、初めは魔物同士の戦いに少し参戦する感じだった。それでも初めはダメージが入らず経験値ももらえなかった。諦めず何度も石を拾いひたすら投げていると、投石スキルを手に入れた。スキルレベルが上ると、ダメージを与えられるようになり、少しでもダメージを与えられると経験値がもらえる様になった。
ただでさえ大きい魔物ばかりだったので的が見えなくても当たる事が多かった。
そして魔物を観察していると、どうやら魔物は仲間意識はなく生存本能的に戦いをしている感じだった。
その為落ちるドロップアイテムには興味がなく、そのままで立ち去っていた。ただ、魔物の落とす魔石は、勝った魔物が取り込んでしまう。

私は初めドロップアイテムの宝箱を見つけたとき開けようとしたが開けられなかった。
開かないものは仕方ないので暫くはレベルを上げることに専念し、1年すぎた頃にようやく最弱のスライムやゴブリンを一人で倒せる様になった。
一人で倒せた時はドロップアイテムは手に入ったので、ある程度ダメージを与えないとドロップアイテムを貰えないのだろう。

そしてマジック空間の中も少しずつ変わってきた。初めは光のない生活を送っていたが、暗闇の中の生活は心が折れ病みそうになる。
かと言って光の明るい生活をしてしまうと環境に慣れない。その為、マジック空間の中は星空程の暗さで生活していた。
それに生活スペースの他に鍛冶やアイテム練金などを練金するスペース、ドロップアイテムの保管スペース、畑やニワトリ擬き小屋の拡張など小さな村の様になっていた。
一人で管理できない為、魔石を使いゴーレムを作成し、管理させていた。ゴーレムは単純な作業しか出来ず話せなかったが、孤独な私はそれでも動く相手がいる事が嬉しかった。

孤独が辛く地上に戻ろうかと何度も考えたが、最弱に近い私が数100キロ上の地上まで無傷で戻る事は不可能に近く、ある程度レベルアップする事と、どうせなら成人と言われる15歳迄に地上に戻ろうと思ったからだ。
昔に読んだ本の中で詳しくは書いてなかったが、冒険者ギルドというのがあり、種族関係なく入れ、多少の揉め事はあるにしろ世界の中立的立場らしい。実力が認められば貴族同等の立場も手に入るらしい。まさにファンタジー!
そこに入るのも祝福を受けた成人でないと入れないと書いてあったため、14歳を過ぎたら少しずつ地上を目指すことにした。

ひたすらにレベルアップとスキルを習得し、行動範囲を広げていると、ダンジョンの入り口を見つけた。その時の私は、13歳ぐらいになっており、周りの魔物を一人でも倒せる様になっていたので調子に乗っていた。

初めてのダンジョン!と思い、意気揚々とダンジョンの中に入ろうとしたら、中からのプレッシャーで動けず、立ち竦み、死の恐怖しか浮かばなかった。

入らなくてもわかる。上には上がいるもので、無理はダメだと…。冷や汗が止まらず、その場を後にした。このダンジョンの魔物たちが氾濫を起こしたら…ゾッっとしたがあの伯爵達なら自分の生活のために結界を維持してくれるだろうと思い、その場を離れた。

そしてついにステータスで14歳を確認した私は、地上に戻ることにした。ダンジョン以外の魔物たちよりも強くなり、地上に向かうのにも問題なくなったからだ。
そして過酷な環境のせいか、私の魔力は変質し今なら伯爵も自分の子だとはわからないだろう。後から気づいたが、見た目もかなり変わった。光のない生活のためか、髪が真っ白になり、目の色素も薄まり、だいぶ淡いブルーになっていた。そしてステータスもかなりかわった。

名前 ノエル
性別 男性
種族 人族?
レベル 582
年齢 14歳
HP 3434649/3434649
MP 4579458/4579458
固定スキル
性転換 隠蔽 全言語取得
スキル
生活魔法 Max マジック空間 Max 状態異常耐性 Max スキル・経験値倍加 *** 魔力探知 Max 念話 2 捜索 Max 剣術 Max 体術 Max 精神耐性 Max 身体強化 Max 危険回避 Max 隠密 Max 危険察知 Max 投石術 Max 心眼 Max 暗殺術 Max 魔力操作 Max 全属性魔法(火・水・土・風・氷・雷・光・闇・時空)Max 錬金術 Max 鑑定 Max HP・MP自動回復 Max 威圧 Max インベントリ
称号
限界を超えた者 
加護
時空の女神 

…、この歳だどかなりの異常だろう。レベル100を超えた時に称号が増えた。500を超えてからは人族?になった。このままだど色々ヤバいかもしれない。地上に戻ってから同年代を鑑定しステータスを隠蔽しよう。余計なトラブルは避けたい。そして先ずは教会に向かおうと考え、私は地上を目指したのであった。

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