新しい世界で今度こそ幸せをつかみたい

ゆたぽん

1話

あーあ、今思えば、ろくでもない人生だったなぁ。
周りには反対されて強引に結婚したけど、旦那は働かないし、子供欲しかったけど出来なくて、まぁ今思えば子供居なくて良かったかなぁ。
家には帰りたくなくて酒、タバコ、ギャンブルにどっぷりハマっちゃったし、そんな生活嫌で離婚して、これから残りの人生楽しもうと思ってたんだけどなぁ〜。

「あの〜」

それに両親にも心配かけっぱなしだし、1人になったことだし、旅行に連れて行こうかなぁ〜

「ちょっと!」

それに天使の姪御たちとお泊りとか、抱きついてくる姿なんて鼻血もんだしね♪

「聞こえてるんでしょ?」

あー、幻聴がさっき聞こえてるんだけど、そろそろ気のせいじゃないよね。

「先程から聞こえてますよ〜」

「!!」

「いや〜あんまりにも現実的でないみたいで、ちょっと考えごとしてまして」

「聞こえてるなら良いのよ!それで、あなたはなにがほしいの?」

「…なにがとは?」

「えっ ︎だってこの場面で聞けば欲しいもの答えてくれるんじゃないの?」

「あー、そもそもココは何処なんでしょうか?周りが白いからてっきり病院かと思ったんですけど、最後の記憶が正しければ、私は死んでますよね?」

てっきりチートとか、魔王を倒したいとか、勇者になりたいとか言われると思ったのに、これじゃあ誤魔化せないじゃない…ブツブツ

「あの〜、聴いてます?」

「ハッ!それなら説明するわね!ここはあなたの世界で言うところの天国に近いところ?って感じで私は神様と思えば良いわ!それであなたは事故にあって死んだわけ!おわかり?」

「…まぁ地震で隣のビルから何か落ちてきて潰れたとは思いましたが…。」

「そ、そうなの!それで本来はあなたと一緒にいた子供達を呼ぶつもりだったんだけど…」

「はぁ?怒」

「ひぃ!な、なによイキナリ大きい声出して!」

「いや〜貴方様がうちの天使の姪御たちを呼ぼうとしたって言うのでつい…ね?」

「あ、安心なさい、あの子達は無事だから。」

「なら結構です。なにせ地震の時に姪御たちの上に瓦礫が落ちてきたので走って突き飛ばしたからちょっと?心配でして。それで私はこれから死後の世界に行くんでしょうか?」

「それが、本来貴方は90歳まで生きる予定だったんだけど姪御たちをかばって、ひい!その顔はやめて!もう修正されて姪御たちも長生きするから!そ、それで貴方が本来生きる寿命が半分以上あるのよ!ただ、地球での輪廻から外れてしまったから私の世界で生まれ変わることができるのよ!」

「お断りします。」

「だから、欲しいもの…えっ!」

「なぜ驚くのかわかりませんが、お断りします。私の残りの人生は姪御たちを溺愛して過ごすと心に決めていたので、他の世界なんて以ての外ですが、何か?」

「ひぃ!顔が怖いのよ!だから無理なんだってば!泣。戻れないし、地球での輪廻に戻すのだって広大な砂漠の中から金を探せって言うぐらい不可能な事なの!」

「…なら私の楽しみはどうしたらいいんですか⁈私の年だともう子供だって産むのは難しいし、アラフォーで一からやり直しで周りには親友と呼べる人も居なくて1人寂しく、言葉も、生活もわからないところで暮らせと⁈」

「ひぃ!だからなにが欲しいの?って聞いたでしょ⁈それに年齢は0歳から始まるわよ!寿命も残りの分以上にしてあげるわ!だから家族だっているし、友達だってできるわよ!」

「…わかりました。帰れないと言うのであればお願いがあるのですが、私が地球にいた事を抹消してもらえますか?職場の人や家族に私のことで思い悩んで欲しくないんです。」

「それなら出来るわ!でも良いの?存在を消すってことは誰も貴方の事…」

「良いんです。ただでさえ親より先に死んで更に葬式代なんて考えたら更に親不孝ですからね。」

「…それならやっておくわ!それでこれから貴方の行くところは魔法とか魔物とかがいる世界なの!そこで新しく生活してくれれば良いわ!特に何かをしてほしいって使命はないから安心なさい!」

「それなら言語に不自由したくないのと、男性でも女性でもなれるようにしてほしいです。そして平凡が一番です!」

「えっ!それだけ?他は?極大魔法使いたいとか、神獣が欲しいとか、神技が欲しいとかないの⁈」

「働くのは苦じゃないですし、私が男だったら奥さん大事にしたのになぁとかでも女の幸せもとか考えて性転換が欲しいぐらいで、他は思いつきません。まぁ強いて言えば看護師してたので、治療系のスキルがあれば欲しいですが…、何度も言いますが、平凡が一番です!」

「わ、わかったわ!それなら付けてあげるわ!うーん、そうね、後はないなら適当付けてあげるわボソ」

「何か言いましたか?」

「⁈なんでもないわ!そ、それじゃあ送るわね!では、ようこそセルディへ!貴方にとって良き出会いがありますように!」

「!!!」

神様?が、言い終わると同時に床が光私を包み始めた。あ〜なんだかポカポカするなぁ〜気持ちなぁ〜とその光に身を預けていると…。

「せっかくだから、色々魔法使えた方が良いわよね!それに地球の知識もあるんだから!あれでしょ!これでしょ!…ヤバイかも、まぁ隠蔽つければ良いわ!」

…か、神様〜平凡な人生でお願いします泣

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