海蛇座の二等星

ぽん

プロローグ


ひどく眩しい光が窓から差し込んだ。


夕焼けなんてものじゃない。


それと同時に耳をつんざく轟音と立っていられないほどの地震が襲った。


大地震?

違う気がする。


隕石衝突?天変地異?


しかしそれを確める前に、私の意識は途絶えようとしていた。


最後にかろうじて見たものは空を覆い尽くさんばかりの黒い“何か”だった。



プツン───

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