命の重さと可能性の重み

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第五十二話

「そうですねぇ…いきなり言われても、すぐには思いつかないですわね…」

「そうですか?…ならどうしましょう?」

「それなら、ボスーピットについて調べてみれば良いんじゃない?ゲンはこっちに来たばかりだから、詳しく知らないでしょ?」

「なるほど。知らないはずの事柄を知っている…ということで証明するのですわね?」

「そういうことよっ。…どうかしら?ゲン?」

「そうだね…マリアさんがそれで納得できるなら、そのやり方でいいと思うよ?」

「そうですわね…わたくしはそれで構いませんわ。ただし、ボスーピット以外の魔物についても質問させてもらいますが…ね?」

「そうね、その方がたしかに証明になるわね。…いいと思うわ」

「俺も、それでいいと思うよ。個体名さえわかれば、調べられるからね」

「それでは?質問させていただきますわよ?…まずは「クイーンビーキラー」についてですわ。おこたえいただけますか?」

「了解。…それじゃあ、キーワードは「クイーンビーキラー」で検索っと」

(承りました。キーワード「クイーンビーキラー」で検索します。…検索結果が出ました。クイーンビーキラーについて
の知識をインプットしますか?)

「よろしく頼む」

(承りました。クイーンビーキラーについての知識をインプットします。………完了しました。別のキーワードを指定しますか?)

「いや、今はいい。少し待機していてくれ」

(承りました。スリープモードで待機します)

ブーンという音をたてて、本が閉じる。

「今ので知識を得られたのかしら?」

「えぇ、そのとおりです。今ので知識を頭にインプットしました。もう答えられますよ?」

「そうですか…なら、あらためて質問です。魔物「クイーンビーキラー」について、こたえてくださいませ」

「わかりました。…クイーンビーキラーとは、正しい名前ではありません。正式名称は「キラービークイーン」といい、魔物「キラービー」を統べる女王蜂のことです。この「キラービークイーン」はSランクの魔物であり、一匹で百匹のキラービーを統べています。このため、個体としてはSランクですが…群としてはSSランクからSSSランクになるほど強力な魔物です」

「お見事ですわ…当たっています」

「でしょ?あの全世界記録集データベースは、だから便利なのよっ」

「そうだね…知らないことも検索すればすぐにわかるし、インプットすれば忘れない。かなり便利だよ」

「そのようですわね。…それでは、次の質問ですわ。SSSランクの魔物で、一番強いと言われている魔物の名前はなんでしょうか?」

「SSSランク最強の魔物ですね?わかりました。…スリープモード解除、「SSSランク最強の魔物」で検索っ」

俺は、再び全世界記録集データベースで検索をかけた。

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