命の重さと可能性の重み

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第十四話

「一気に三つも解放されるなんて…。それに、あなたの目次は3ページもあるの!?私は2ページなのに…」

「3ページだと多いのか?最初から…といってもこっちに来たばかりだが、もともとこうだったぞ?」

そう。
俺の可能性目録は、表紙、最初のページ(神様からの説明)、目次が3ページ、何も書かれていないページが30ページで構成されている。

「私の可能性目録は、目次が2ページで説明ページが20ページに表紙と道標は1ページずつ。これが普通よ」

「そうなのか?」

俺は首をかしげて問いかける。

「そうよ。一般的に、表紙、道標、目次2ページ、説明ページ20ページが基本よ。これはどんな生き方をしている人も、どの種族も共通。目次が3ページに説明ページが30ページなんて、伝説の勇者やおとぎ話の大魔法使いくらいよ」

「そうなのか…。なら俺は、その伝説の存在と同じ様な存在になれるということか?」

「それは…わからないわ。まだまだ解放された可能性が少なすぎるもの」

「そうか…。ところで質問なんだが、説明ページとは何のことだ?俺の可能性目録には、目次の後は白紙なのだが…」

そう。
俺の可能性目録には、説明ページらしきものがないのだ。

「それは、初期設定からいじってないからでしょ。可能性目録の設定を開いて、説明ページを自動表示に変えれば、目次に書いてある可能性の説明が浮かび上がるわ」

「そうなのか…。どうやって設定を開くんだ?」

俺は操作がわからず、彼女に助けを求める。

「簡単よ。表示に手を当てて、「オープン」と唱えればいいの」

「わかった…。「オープン」でいいんだよな」

「そうよ」

「なら、オープン!!」

俺が表紙に手を当てて唱えると、表紙の上にタッチパネルのような操作盤が浮かび上がる。

「これをいじればいいのか?」

「そうよ。それの下の方にある、説明ページ設定をいじるの」

「わかった」

そう言って俺は説明ページ設定をいじり、自動表示に変更する。

「これでいいんだよな?」

「えぇ。それで説明ページが見れるはずよ」

「了解」

俺は、目次の次のページを開いてみる。
するとそこには、1ページに一つずつ俺が持つ可能性の説明が書いてあった。

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