命の重さと可能性の重み

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第七話

俺はうれしかった。
この力が人を救うことができるのが、ただただうれしかった。
しかし、俺は知らなかった。俺の力は万能ではないという事を………。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇




実験生活一年後、11歳の冬のことだ。俺は一人の少女と再会する。その出逢いが、俺の人生を変えることになった…。
その少女は原因不明の病におかされていた。その少女を治すのが、俺の実験の最終試験だった。
その時の俺は、自分の力に絶対の自信を持っていた…。
この世に自分に治せない怪我や病気など、あるはずがないと信じていた……。
当然のように、自分の力で少女を治せると思い込んでいた………。
しかしそれは、ただの幻想だった……………。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇




少女は治らなかった。
俺が力を使う度に、力を使った場所とは違う場所がおかしくなる。
俺の力と、少女の病のいたちごっこが続く…。
気がつけば、少女の病を治す実験が始まってから半年が経過していた。
俺は12歳になり、少女は13歳になっていた。
少女の病は確実に進んでいた。日に日に少女は弱っていく。
俺の力を使う箇所も増えに増え、ついには上半身すべてをつつまなければいけないほどになっていた…。
それでも俺は諦めなかった。
少女を絶対に助けたかった。何故なら少女は俺の初恋の相手であり、最初に俺の力が判明した時の友人でもあったからだ。

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