命の重さと可能性の重み

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プロローグ

その力は罰………
その命は罪………
世界に絶望し、自ら命を断った少年の贖罪であり、贖い……………




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少年は立ち上がる気力をなくしていた。
父と母をなくし、独りで生きてきた少年は、親戚をたらい回しにされ、全ての親族から罵声をあびて過ごしてきた。
それは偏に少年の特殊性ゆえであったが、その事実は少年の心を壊すのに、十分すぎるものであった。
そして今日、少年は死を選んだ。

「ここが有名な富士の樹海か………、ここでなら、誰にも知られずに死ぬことが出来る」
声を出すも、まわりの木々に吸い込まれ、響かない。
それは、少年の心をあらわしている様であり、少年は心が落ち着くのを感じた。
「こんな穏やかな気持ちで死ねれば、天国にいけるだろうか??父や母にまたあえるだろうか??」

そして少年は、命を断った。




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