欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)

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夏休みと修行の日々⑨| チームメンバー内総当たり戦⑥

欠陥魔力騎士87

夏休みと修行の日々⑨ チームメンバー内総当たり戦⑥

「それでは両者、準備はよろしいですね?」

「あぁ、もちろん」

「問題ないわ」

 総当たり戦第六戦。
 僕と大和さんは開始位置で向かい合う。

「それでは開始します」

 5、4、3、2、1………Let's GET yourself(レッツゲット……ユアセルフ)!!

「カートリッジロード」

「千変万化、双蛇剣舞そうじゃけんぶ

 開始と同時にカートリッジをロードして準備をする僕に対し、大和さんは見たことのない双剣を構える。

「いくわよっ。双蛇乱舞そうじゃらんぶ!!」

「なっ!?」

 ただの双剣だと思っていたそれが伸び、縦横無尽にこちらへと襲いかかる。

「はっ、やっ、はぁっ」

「ふっ、はっ、やぁっ」

 直線的な動きではなく、名前の通りの二匹の蛇による予測の難しい攻撃。
 僕はゾーンを使うことで先読みして対応するが、僕も大和さんもまだまだ様子見。
 僕は攻撃を受けながら、どうやって反撃に出ようか考えていた。

「さすがにこれだけじゃ無理ね。いくわよ? 四蛇演舞しじゃえんぶッ!!」

「ッ!?」

 切り払おうとした蛇の片割れが、唐突に自ら別れて双頭となる。
 もう片割れも双頭となり、合わせて四頭。
 それが先ほどと同じように縦横無尽に僕を襲う。

「まだまだいくわよ? 八蛇演舞やじゃえんぶッ!!」

「くっ……、はっ、やぁっ、はぁッ!!」

 双頭が四頭、四頭が八頭。
 もはや剣ではない別のなにかとなったその蛇は、しかし剣の鋭さはそのままで、僕をじりじりと追い詰める。

「しかたない……か。天通流疑似無手の型、舞わし払いまわしばらいッ」

「なっ!?」

 ガガガガガガガガキンッ!!

(これで道が切り開けた)

 天通流無手の型舞わし払いにより、僕は蛇の頭すべてを剣の側面で受けきり、そのまま払い除けた。
 これにより八蛇演舞の剣すべてが床に刺さり、大和さんは無防備になる。

「いくよ? 絶時ッ!!」

「あっ……かはッ」

「そこまでッ。勝者、天通限無」


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