欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)

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夏休みと深まる謎⑨| トーナメント優勝特典旅行⑨

欠陥魔力騎士76

夏休みと深まる謎⑨ トーナメント優勝特典旅行⑨

「エージェント諸君、仕事の時間だ。十五分でかたをつけろ」

「イエス、コーディネーター」

 僕は気力を使える事を研究所で明かしてから、コーディネーターとして組み込まれた。
 そこで知った事実……気力は既に統一王がたどり着いており、その危険性ゆえに封じられたという。
 だからこそ、僕が試合で気力を使うと反則負けになる。
 これは今の僕には変えようの無い事であり、周囲の誰にも相談できないことだった。

「コーディネーター、発見しました。感覚増幅共有レゾナンスによるサポートをお願いします」

「感覚増幅共有発動。全員、気力を用いて殲滅せよ」

 本当ならば、こんなことに気力を使いたくなど無い。
 気力とは前時代の達人たちがたどり着いた人間の究極の姿。
 神にさえ至れる進化の到達点。

「コーディネーター、殲滅完了。作戦を終了します」

「ご苦労」

(またつまらないことに気力が使われた……)

 僕はどうしようもない想いを抱えながら、任務完了の報告を行った。


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