欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)
夏休みと深まる謎①| トーナメント優勝特典旅行①
欠陥魔力騎士68
夏休みと深まる謎① トーナメント優勝特典旅行①
チーム戦トーナメント優勝チームには、夏休みに特典として学園のスポンサーが経営しているリゾート地へ招待される。
僕たちチームグリットは、日程を夏休み二日目からの三日間とし、今こうしてリゾート地であるプライベートビーチへと来ていた。
そして現在、時刻はだいたい午後3時ごろ。
高速飛行機を使ってリゾート地へとついた僕たちは、荷物を部屋に置いてから、すぐにこのビーチへとやってきた。
「うっみっだぁぁぁッ!!」
バシャーンと言う水しぶきをあげて、少し高い崖から大和さんが海に飛び込む。
僕たち……天通限無、陵陵、天通美龍の三人はそれを砂浜から見ていた。
「うぉっしゃぁぁぁッ!!」
バッシャーンッ!! と、大和さんよりも大きな水しぶきをあげて、西城君が海へと飛び込む。
二人ともとても楽しそうで、見ているこっちまで楽しくなってきた。
「ご主兄様、わたくしたちも遊びませんか?」
「あぁやって飛び込むのかい? 確かに楽しそうではあるね」
「はっ、あぁいうのはバカのやるこった。俺はやらねーよ」
がらにもなくうきうきしている僕の姿を見て、陵君が嘲笑する。
「男なら、黙って城作りだろ」
「城作り?」
そういうと、陵君はビーチパラソルから少し離れたところで砂遊びを始める。
「見てろよ? 俺が今からここに、でっかい城を作ってやるからよ」
とても無邪気な笑顔でそう告げる陵君。
「ふふふっ。ご主兄様、お邪魔してはいけませんし、わたくしたちはこのまま海に入って遊びましょう?」
「そうだね……なら軽く、遠泳で競争しよう」
僕は美龍にそう告げると、海へとダッシュする。
「よーいどんだ、美龍も早く来なよっ」
「ずるいですわ、ご主兄様ッ!! わたくし、負けませんわっ」
そんなこんなで、僕はしばらく美龍と二人で泳ぎを楽しんだ。
………………
…………
……
「あぁ……楽しかった」
「わたくしもです、ご主兄様」
あれなら数時間ほどたっただろうか? 僕と美龍は、泳ぎ疲れて砂浜に戻ってくる。
「俺も楽しかったぜ。久しぶりにかなり深く潜ったからな」
「私も疲れたぁ……途中から限無も美龍も本気出すんだもん」
西城君は、一人で素潜りをして遊んでいたようで、僕たち以上に疲労している。
そして大和さんは、あの後途中から僕たちの遠泳に混ざった来たため、途中から僕も美龍もムキになってはしゃいでしまった。
「よーやく帰ってきたかよ? 見ろや、この巨大な城をッ!!」
砂浜に戻ってきた僕たちに、陵君がどや顔で言い放つ。
「「「「………………」」」」
一言では表せない、素晴らしい造形美だった。
陵君の目の前には、彼がしゃがんだ高さと同じくらいの大きさの砂の城ができており、夕焼けに変わり始めた日差しがその城を幻想的に照らし、なんとも言えない光景を作り出している。
「すまん、陵。確かにめっちゃすげーんだが、似合わねーわ」
「ぷっ」
「ははははっ」
「あははははははっ」
西城君のその言葉を皮切りに、僕を含めた全員が笑い出す。
「ほんと、すごいんだけどね? はははっ。ははははっ」
「うるせーーーッ!! 似合う似合わないじゃなくて、城の美しさで語れやァァァッ!!」
こうして僕たちのリゾート初日は、とても楽しい思い出となって僕たちの胸に刻まれた。
夏休みと深まる謎① トーナメント優勝特典旅行①
チーム戦トーナメント優勝チームには、夏休みに特典として学園のスポンサーが経営しているリゾート地へ招待される。
僕たちチームグリットは、日程を夏休み二日目からの三日間とし、今こうしてリゾート地であるプライベートビーチへと来ていた。
そして現在、時刻はだいたい午後3時ごろ。
高速飛行機を使ってリゾート地へとついた僕たちは、荷物を部屋に置いてから、すぐにこのビーチへとやってきた。
「うっみっだぁぁぁッ!!」
バシャーンと言う水しぶきをあげて、少し高い崖から大和さんが海に飛び込む。
僕たち……天通限無、陵陵、天通美龍の三人はそれを砂浜から見ていた。
「うぉっしゃぁぁぁッ!!」
バッシャーンッ!! と、大和さんよりも大きな水しぶきをあげて、西城君が海へと飛び込む。
二人ともとても楽しそうで、見ているこっちまで楽しくなってきた。
「ご主兄様、わたくしたちも遊びませんか?」
「あぁやって飛び込むのかい? 確かに楽しそうではあるね」
「はっ、あぁいうのはバカのやるこった。俺はやらねーよ」
がらにもなくうきうきしている僕の姿を見て、陵君が嘲笑する。
「男なら、黙って城作りだろ」
「城作り?」
そういうと、陵君はビーチパラソルから少し離れたところで砂遊びを始める。
「見てろよ? 俺が今からここに、でっかい城を作ってやるからよ」
とても無邪気な笑顔でそう告げる陵君。
「ふふふっ。ご主兄様、お邪魔してはいけませんし、わたくしたちはこのまま海に入って遊びましょう?」
「そうだね……なら軽く、遠泳で競争しよう」
僕は美龍にそう告げると、海へとダッシュする。
「よーいどんだ、美龍も早く来なよっ」
「ずるいですわ、ご主兄様ッ!! わたくし、負けませんわっ」
そんなこんなで、僕はしばらく美龍と二人で泳ぎを楽しんだ。
………………
…………
……
「あぁ……楽しかった」
「わたくしもです、ご主兄様」
あれなら数時間ほどたっただろうか? 僕と美龍は、泳ぎ疲れて砂浜に戻ってくる。
「俺も楽しかったぜ。久しぶりにかなり深く潜ったからな」
「私も疲れたぁ……途中から限無も美龍も本気出すんだもん」
西城君は、一人で素潜りをして遊んでいたようで、僕たち以上に疲労している。
そして大和さんは、あの後途中から僕たちの遠泳に混ざった来たため、途中から僕も美龍もムキになってはしゃいでしまった。
「よーやく帰ってきたかよ? 見ろや、この巨大な城をッ!!」
砂浜に戻ってきた僕たちに、陵君がどや顔で言い放つ。
「「「「………………」」」」
一言では表せない、素晴らしい造形美だった。
陵君の目の前には、彼がしゃがんだ高さと同じくらいの大きさの砂の城ができており、夕焼けに変わり始めた日差しがその城を幻想的に照らし、なんとも言えない光景を作り出している。
「すまん、陵。確かにめっちゃすげーんだが、似合わねーわ」
「ぷっ」
「ははははっ」
「あははははははっ」
西城君のその言葉を皮切りに、僕を含めた全員が笑い出す。
「ほんと、すごいんだけどね? はははっ。ははははっ」
「うるせーーーッ!! 似合う似合わないじゃなくて、城の美しさで語れやァァァッ!!」
こうして僕たちのリゾート初日は、とても楽しい思い出となって僕たちの胸に刻まれた。
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