欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)

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学年無差別トーナメント⑪| 決勝戦②西城陽斗の戦い

欠陥魔力騎士60

学年無差別トーナメント⑪ 決勝戦②西城陽斗の戦い

「お前の相手は、この俺か。楽しませてくれよ?」

 俺、最初陽斗はフォワードだ。
 フォワードは、レンジャー以外には直接間接問わず攻撃できる。
 レンジャーに対しても間接攻撃をできるが、レンジャー同士の戦いは大和さんに任せている。
 ゆえに俺の今回の役割は……

「相手フォワードを削り、あわよくば倒すこと」

「あァ? なにぶつぶつ呟いてんだ? この俺、中曽根達哉なかそねたつやを前にして、随分と余裕じゃねぇか?」

「いや、自分の役割を確認していたところです」

 相手は格上の三年生。
 限無は勝てると言っていたが、それはあくまで俺がベストパフォーマンス以上の結果を出せた場合だ。

「全員のサポートをしつつ、格上相手に奮闘……か。限無のやつ、なかなか無茶な注文をしてきやがる」

「いい加減始めようぜ? 俺はなるべく楽がしたいんだ!!」

「ッ!?」

 相手が牽制で放ってきた魔力弾を、障壁を部分展開による簡易術式で展開して防ぐ。

「やるじゃねぇか。少し見直したぜ?」

「ありがとうございますって返しておきます。でも、まだまだ、でしょう?」

 相手が放ち続けている魔力弾を防ぎながら、どうやって攻撃に移るかを考える。

(俺の攻撃手段は2つ。剣による直接攻撃と、晶壁を飛ばす間接攻撃……)

 限無によって様々な使い方を覚えたが、この2つが俺の原点でありすべてだ。

「だんだん強くしてくぜぇ?」

「くッ!?」

 相手の攻撃が激しくなり、こちらから攻撃できる隙がうまれない。

「速く、固く、鋭く、強くッ!! お前のすべてを陵がし尽くすッ!!」

「おぉぉぉぉぉッッッ!!」

 相手の圧倒的な物量に対し、晶壁だけでなく剣も使って対応する。

「なかなかやるねぇ。だが残念、ここでチェックメイトだ」

「ッッッ!?」

 気がつかないうちに、俺の全方位は魔力弾とそのカスで埋まっていた。

「しまっ」

しゅうそくざんッ!!」

 攻撃を受ける直前、すべてのサポートをオートへと切り替え、俺は意識を手放した。


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