欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)
学年無差別トーナメント⑨| 準決勝は王道バトル③チーム力VS個々の連携力
欠陥魔力騎士57
学年無差別トーナメント⑨ 準決勝は王道バトル③チーム力VS個々の連携力
「リーダーから各員へ。わかっていると思うけど、今全メンバーが一ヶ所に誘導されている。各員は連携を忘れずに行動してくれ」
準決勝開始から約5分。
チーム戦の制限時間は十分。
相手チームはここで決めに来るはずだ。
「ここが勝負の分かれ目だから、最悪それぞれの技を見せることを許可する。確実にそこで仕留めるんだ」
「西城了解。サポートに回るぜ」
正しい意味でのチーム戦になった場合、西城君にはメンバー全員の守りを任せている。
「大和了解。トドメは任せて」
大和さんは圧倒的火力による制圧が役目だ。
確実に一撃で仕留めてくれるだろう。
「陵了解、です。道を作ります」
陵君の能力は特殊で分かりにくい。
それゆえ、撹乱とチェックメイトへの誘導がその本領。
「慌てず騒がず、確実に終わらせよう」
「「「了解ッ!!」」」
指示を出すと同時にモニターを俯瞰視点で展開。
僕は勝利の瞬間に備えつつ、モニターに集中した。
────────────────────────
「相手メンバーは檻に入りました。各個殲滅を開始してください。標的は西城、大和、陵の順です。よろしくお願いします」
「「「了解」」」
今までに見せてきた罠は、あくまでも見せるためのもの。
種類を多くし効果を少なくしたことで、相手は罠が罠とならないと思い込む。
「これで私達の勝利です」
今回も私、波風津波の作戦通り。
(さぁ……存分に踊ってください。負けるまで、ね)
────────────────────────
「リンク完了。いくぜ、連覇晶壁ッ!!」
インカムとモニターによるリンクを作り、把握範囲を拡大。
大和と陵を認識したと同時に、俺を含めた全員に魔力による晶壁を纏わせる。
「って、最初が俺なのかよ……」
晶壁をすべて纏わせる直前、背後から奇襲を受ける。
同時に相手チームの残りメンバーが全員現れ、俺を囲む。
「西城から各員。敵は俺から潰すようだぜ。ヘルプよろしくッ!?」
自分の分だけでも晶壁を纏わせ終わり、二人にヘルプを頼んだ瞬間を狙って、足元が爆発する。
更に三人が前から同時に攻撃してきながら、左右からは竹槍、後ろからは丸太が飛んでくる。
「俺の晶壁をなめんなよッ!!」
俺は前もって限無に教えれた通りの状況にほくそ笑みながら、晶壁に集中する。
「うぉぉぉぉぉッッッ!!」
四方八方から止むことの無い攻撃。
しかしそのすべては、俺の晶壁を傷つけられない。
「あんたらの手の内、俺らのリーダーはすべて読んでるんだよッ!! 陵ッ!! 大和ッ!!」
「リンク、完了。大和さん、どうぞ」
「対象掌握。天照の光で燃え尽きなさいッ!!」
ドンッ!! ドンッ!! ドンッ!!
3つの衝撃音と共に、相手チームの全員が倒れる。
「まっ、こんなもんだよな」
「勝者、チームグリットッ!!」
学年無差別トーナメント⑨ 準決勝は王道バトル③チーム力VS個々の連携力
「リーダーから各員へ。わかっていると思うけど、今全メンバーが一ヶ所に誘導されている。各員は連携を忘れずに行動してくれ」
準決勝開始から約5分。
チーム戦の制限時間は十分。
相手チームはここで決めに来るはずだ。
「ここが勝負の分かれ目だから、最悪それぞれの技を見せることを許可する。確実にそこで仕留めるんだ」
「西城了解。サポートに回るぜ」
正しい意味でのチーム戦になった場合、西城君にはメンバー全員の守りを任せている。
「大和了解。トドメは任せて」
大和さんは圧倒的火力による制圧が役目だ。
確実に一撃で仕留めてくれるだろう。
「陵了解、です。道を作ります」
陵君の能力は特殊で分かりにくい。
それゆえ、撹乱とチェックメイトへの誘導がその本領。
「慌てず騒がず、確実に終わらせよう」
「「「了解ッ!!」」」
指示を出すと同時にモニターを俯瞰視点で展開。
僕は勝利の瞬間に備えつつ、モニターに集中した。
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「相手メンバーは檻に入りました。各個殲滅を開始してください。標的は西城、大和、陵の順です。よろしくお願いします」
「「「了解」」」
今までに見せてきた罠は、あくまでも見せるためのもの。
種類を多くし効果を少なくしたことで、相手は罠が罠とならないと思い込む。
「これで私達の勝利です」
今回も私、波風津波の作戦通り。
(さぁ……存分に踊ってください。負けるまで、ね)
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「リンク完了。いくぜ、連覇晶壁ッ!!」
インカムとモニターによるリンクを作り、把握範囲を拡大。
大和と陵を認識したと同時に、俺を含めた全員に魔力による晶壁を纏わせる。
「って、最初が俺なのかよ……」
晶壁をすべて纏わせる直前、背後から奇襲を受ける。
同時に相手チームの残りメンバーが全員現れ、俺を囲む。
「西城から各員。敵は俺から潰すようだぜ。ヘルプよろしくッ!?」
自分の分だけでも晶壁を纏わせ終わり、二人にヘルプを頼んだ瞬間を狙って、足元が爆発する。
更に三人が前から同時に攻撃してきながら、左右からは竹槍、後ろからは丸太が飛んでくる。
「俺の晶壁をなめんなよッ!!」
俺は前もって限無に教えれた通りの状況にほくそ笑みながら、晶壁に集中する。
「うぉぉぉぉぉッッッ!!」
四方八方から止むことの無い攻撃。
しかしそのすべては、俺の晶壁を傷つけられない。
「あんたらの手の内、俺らのリーダーはすべて読んでるんだよッ!! 陵ッ!! 大和ッ!!」
「リンク、完了。大和さん、どうぞ」
「対象掌握。天照の光で燃え尽きなさいッ!!」
ドンッ!! ドンッ!! ドンッ!!
3つの衝撃音と共に、相手チームの全員が倒れる。
「まっ、こんなもんだよな」
「勝者、チームグリットッ!!」
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