欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)
学年無差別トーナメント⑤| 三回戦 is オンステージ
欠陥魔力騎士51
学年無差別トーナメント⑤ 三回戦 is オンステージ
「やってまいりました三回戦泰一試合ッ!! 今大会のダークホース、チームグリットに対するは、ここまでギリギリながらも勝ち進んできたチーム牙。試合前予想では、チームグリット優勢でしたが……」
「まぁ今までの試合を見る限り、グリットの勝利は揺るがないだろうが、やるまでわからないのが戦いというものだ」
「本試合の実況は、わたくし『孤月下』」
「解説は私、三年歴史担当教師の要金兎でお送りするぞ」
「それでは早速、試合とまいりましょうッ!! 会場の九条先生、お願いします」
────────────────────────
「両チーム、準備はいいな? ではカウントを開始する」
5、4、3、2、1………Let's GET yourself(レッツゲット……ユアセルフ)!!
「今回の作戦は、皆覚えてる?」
「もちろんだぜ」
「大丈夫、です」
「わかってるわ」
今回の相手、チーム牙はあまり強いとは言えないチームだ。
王道戦法である各個撃破からのリーダー集中攻撃で事足りる。
「それじゃあ各自、自分の相対するポジションとの戦いに集中してくれ」
「了解だ」
「了解、です」
「まっかせときなさいっ」
正直この試合は楽に勝てる。
全員の力を見せなくても大丈夫だろう。
────────────────────────
「チームグリット、チーム牙双方ともに、各ポジション同士の戦いとなるようですね」
「まぁチームグリットにしてみれば、格下と言える相手に対し、新しい策や力を見せる事はしないだろうよ」
「なるほどなるほど。チーム牙はそれに応じるしかないわけですね?」
「その通り。つまりは総力戦だな。これはもう、チームグリットの勝ちで決まりと言えるか……」
「さぁ、各ポジション相対しました。ここからどんな戦いになるのか!?」
「両チームのお手並み拝見といこう」
────────────────────────
「限無はあぁ言ってたけど、別に私が全部倒してもいいのよね?」
一回戦も二回戦も、私は活躍できなかったし。
「と言うわけで大和光、おして参りますッ!!」
私が修練で手に入れた力。
その一部を今ここで試すッ!!
「来てっ、天照。私の敵をすべて倒してッ!!」
『要請承認したわ。対象確認……全対象掌握完了。天照の光をうけなさい?』
瞬間、世界が圧倒的な光に包まれる。
天照大神との簡易契約による術式、神罰執行。
私が手にした新しい力の1つ。
「し、試合終了。勝者、チームグリットッ!!」
「まっ、ざっとこんなもんよね」
私は勝利を確認すると、限無のもとへと歩き出した。
学年無差別トーナメント⑤ 三回戦 is オンステージ
「やってまいりました三回戦泰一試合ッ!! 今大会のダークホース、チームグリットに対するは、ここまでギリギリながらも勝ち進んできたチーム牙。試合前予想では、チームグリット優勢でしたが……」
「まぁ今までの試合を見る限り、グリットの勝利は揺るがないだろうが、やるまでわからないのが戦いというものだ」
「本試合の実況は、わたくし『孤月下』」
「解説は私、三年歴史担当教師の要金兎でお送りするぞ」
「それでは早速、試合とまいりましょうッ!! 会場の九条先生、お願いします」
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「両チーム、準備はいいな? ではカウントを開始する」
5、4、3、2、1………Let's GET yourself(レッツゲット……ユアセルフ)!!
「今回の作戦は、皆覚えてる?」
「もちろんだぜ」
「大丈夫、です」
「わかってるわ」
今回の相手、チーム牙はあまり強いとは言えないチームだ。
王道戦法である各個撃破からのリーダー集中攻撃で事足りる。
「それじゃあ各自、自分の相対するポジションとの戦いに集中してくれ」
「了解だ」
「了解、です」
「まっかせときなさいっ」
正直この試合は楽に勝てる。
全員の力を見せなくても大丈夫だろう。
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「チームグリット、チーム牙双方ともに、各ポジション同士の戦いとなるようですね」
「まぁチームグリットにしてみれば、格下と言える相手に対し、新しい策や力を見せる事はしないだろうよ」
「なるほどなるほど。チーム牙はそれに応じるしかないわけですね?」
「その通り。つまりは総力戦だな。これはもう、チームグリットの勝ちで決まりと言えるか……」
「さぁ、各ポジション相対しました。ここからどんな戦いになるのか!?」
「両チームのお手並み拝見といこう」
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「限無はあぁ言ってたけど、別に私が全部倒してもいいのよね?」
一回戦も二回戦も、私は活躍できなかったし。
「と言うわけで大和光、おして参りますッ!!」
私が修練で手に入れた力。
その一部を今ここで試すッ!!
「来てっ、天照。私の敵をすべて倒してッ!!」
『要請承認したわ。対象確認……全対象掌握完了。天照の光をうけなさい?』
瞬間、世界が圧倒的な光に包まれる。
天照大神との簡易契約による術式、神罰執行。
私が手にした新しい力の1つ。
「し、試合終了。勝者、チームグリットッ!!」
「まっ、ざっとこんなもんよね」
私は勝利を確認すると、限無のもとへと歩き出した。
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