欠陥魔力騎士の無限領域(インフィニティ)

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学年無差別トーナメントに向けて①| 最強(?)チーム結成!!

欠陥魔力騎士37

学年無差別トーナメントに向けて① 最強チーム結成!!

「さて諸君。先日募集した学年無差別トーナメントの件だが、こちらでチーム分けが終わったので、今日の放課後……つまりはこのホームルームの後から各チームで集まって修練を開始してくれ。場所は端末に送ってあるから、申し込んだものは必ず確認しておくように。以上、解散」

 申し込みが開始されてから一週間後のホームルーム。
 先生のその言葉で、クラス全員が動き出す。
 端末を確認してから移動を開始する者や、仲の良い友人で集まって放課後の予定を確認する者。
 様々な様相のその中で、僕は端末を確認してから移動を開始する者の一人だ。

「限無、あんたはどこ集合?」

 僕が移動をしようと席を立つと、大和さんが声をかけてきた。

「さっき確認したら、第一競技場ってなってたかな。大和さんは?」

「えっ? 本当? 私もそこ「ご主兄様ごしゅにいさまと同じだなんて、わたくしとても嬉しいですッ!!」なのよね……」

 大和さんとの会話に、突然美龍が割り込んでくる。
 けれどどうやら、美龍も大和さんも同じ場所のようだった。

「なら一緒に行こうか。目的地は同じだからね」

「おっけーよ」

「かしこまりました、ご主兄様」

 二つ返事でオーケーしてくれた二人を連れて、僕は第一競技場へと向かった。

………………
…………
……

「おっ、あんたもここ……ってことは、チームメイトと思っていいんだよな?」

「西城君? と言うことは君も?」

 僕たちが第一競技場につくと、何人かの先客がいた。
 そしてその中で一人だけ同じ一年生だったのが彼……西城陽斗君。
 恐らくは同じチームとなるんだろう。

「僕以外の二人も、恐らくは同じチームだよ。これからよろしくね、西城君」

「大和光よ。よろしくね?」

「天通美龍ともうします。どうぞよしなに」

「おうっ、こっちこそよろしく頼むぜ!!」

「全員集まっているな?」

 僕たちが自己紹介をし終わったところに、この第一競技場の担当らしい九条先生の声が響く。

「それに、各学年で集まってもいるようだ。もうわかっていると思うが、その五人がチームとなる。全員挨拶は終わっているな? では今日からこの第一競技場が君たちの練習場所となる。各々励むように」

 以上だと言って切り上げた先生は、そのままこの第一競技場を見渡せる位置へと移動すると、そのままそこに座ってこちらを見渡す。

「五人……ってことは、もう一人いるんだよね?」

「でも、私たち以外に同じ一年生なんて……」

 全員で探してみるが、まったく見つからない。

「少し歩いてみようか?」

「ご主兄様の言う通り、探し歩いてみましょう。ここはそこまで広くないですが、もう一人が隠れている可能性もありますので」

「そうね。そうしましょうか」

「わかった。なら五分後にまたここで集合しようぜ」

 僕たちはそう決めると、各々でもう一人を探し歩き始めた。

………………
…………
……

「さて、と。どうやらもう一人は彼女のようだ。ささっと捕まえて、連れてこなくちゃな」

 僕は完全掌握操作状態パーフェクトコントロールゾーンの把握力を利用してもう一人を探しだし、隠れている場所へと向かう。

「陵君? 最後の一人は君だろう?」

「わひゃあっ!? な、な、な、何でわかったんですかぁ……」

 僕が見つけたのは陵陵子君。
 もともと男だった彼……現彼女は、謎の上級生により女へと変えられ、この一週間でその性格までも変えられてしまっていた。
 どうやら彼女が飲まされた薬は、性別だけでなく性格までをも反転させる薬だったようで、前のような野性味溢れる性格が嘘のように、こんなにも女々しくなってしまった。

「とりあえずは集合して自己紹介しなきゃね? これから同じチームで頑張るんだから、さ?」

「ふぇぇぇ、わかりましたぁ」

 僕はもうすぐ約束の時間だと確認してから、彼女の手を引いて先程の場所へと戻る。

「と言うわけで、彼女が五人目だよ」

「あんただったのね? 何で隠れてたのよ?」

「まったくです。しかもご主兄様に手を繋いでもらえるだなんて」

「まぁまぁ、集まれたんだから良しとしようぜ? これからチームメイトになるんだからよ?」

「その通りだ。これから僕たちはチームメイト。つまりは一心同体だ。全員力を合わせて頑張っていこう」

「「「「おー(ぉー)」」」」

 こうして僕たちのチームは、ここに結成した。


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