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少女との一時

 そう言う訳で、少女の師匠として俺は全闘士オールラウンダーの戦い方を教えることになった。

「それじゃあまずは、装備についてだ。……知っているかもしれないが、全闘士オールラウンダーの装備欄は今までとは違う。より多くの武器を装備できて、色々な場面に対応できるのが強みだ。オールセット」

 そう言ってから、俺はすべての武器を顕現させる。

「すごい……です」

 すべての武器を装備した状態になった俺に、少女が目を輝かせる。

「俺の場合……接近戦では主に両手の剣を使い、背中の杖で魔法を使い牽制する。そして、とどめとして両足の威力が高い貫通系の武器を使う。……一方中距離から遠距離では、両腕のガトリングを主体に、相手をその場で足止めにしてから魔法でとどめをさす」

 言いながら、実演してみせる(魔法はさすがに発動しないが……)。

「……すごいのです! かっこいいです!! ……でもあれ? その両腰の短剣は何に使うのですか……?」

 そう言って、少女は俺の腰の短剣を指さす。

「これか? これは基本的に完全な不意打ち……つまり暗殺だな。そう言う系に効果が高い。あとは、ガトリングが使えなくなったときの保険だな。これは弾切れがないからな……」

 そう言いながら、一瞬で少女の首にクナイを当ててから投擲する。

「す、すごいのです! 全く気付きませんでした!!」

 少女は今の俺の動きを見て、さらに目を輝かせる。

「俺の基本的な戦い方はこんな感じだ。……まぁ、あまり全闘士オールラウンダーの戦い方とははずれてはいないと思うが、君がこれを目指す必要はないぞ? さっきも言ったが、最終的な戦闘方法スタイルは君自身が決めるべきものだからな……」

 そう言って、少女の頭をなでる。

「うわわっ、くすぐったいのです」

 そう言いながらも、少女は嫌がらない。

「……それで? 君はどんな戦い方がしたいんだい?」

 俺はなでるのをやめて、少女の目を見て問いかける。

「………………決めましたっ! 私に……私に師匠の戦い方を真似させてくださいっ!!」

 そう真剣な顔で言うと、俺に向かって深く頭を下げる。

「……わかった。それじゃあ、実践しながら少しずつ戦い方を覚えていくといいよ」

「はいですっ!!」

 少女の笑顔はとてもまぶしかった。

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