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作業という名の戦い

 やはりレベルを上げるのに始まりの塔を選んでで正解だった。
 半神の目のレベル上げにも(恐らく)なっているし、なにより一回一回の時間が短い。

「これでもう何週目だっけ? まぁ、確実に武器のレベルも上がってるし……まだまだ頑張らないとな!」

 もうリザードマンロードを何回倒したか憶えていない。
 二つほどレベルマックスまでなっている装備があるので、少なくとも200回は倒しているはずだ。

「今頃みんなは何してるかな? ギルドのアイテムボックスからちょこちょこ素材がなくなってるし、売ってくれてはいるみたいだな」

 リザードマンロードの素材をどれをどれだけとったかは憶えていないが、それなりの数ではあると思う。
 みんなには、素材を売ったお金は自由に使っていいと言っておいてあるので、カジノなどで遊んでいるかもしれない。

「さて、ワープの実を使ってと……って、これで在庫なしか。ということは、もう255回やったってことか……」

 俺は光に包まれて近くの街に一瞬で塔の外へ到着する。

「もう一度255個買って、やりまくらないとな! ってか、1個は残しておかないと街まで走らなきゃいけないのか……」

 255個すべてを使ってしまったので、ワープの実を手に入れるために街まで跳べなくなってしまった。

「まぁしかたないか。次は気をつけることにしよう……」

 俺は気を取り直して街へと向かった。

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