インテンの美味いもん食い道楽

inten

2017年12月11日 番外編 手軽に美味しさアップ術 インペリアルうす塩味(私命名)編

インテンの美味いもん食い道楽

2017年12月11日
番外編 手軽に美味しさアップ術 インペリアルうす塩味(私命名)編

 今回は久しぶりの番外編。
 手軽に美味しさアップ術を紹介する。
 今回教える方法はとても簡単で、タイトルで察した方もいるかもしれない。
 今回私が紹介するその方法とは、先日紹介した「湖池屋プライドポテトシリーズ」の2つの味……「インペリアルコンソメ味」と「うす塩味」を同時に食べる方法である。
 値段は2つ買わなければならないために倍(320円)かかるが、是非とも試してみてほしい。
 美味しいものと美味しいものが組み合わさって、より美味しいものへと進化する。
 普通ならば、この2つの商品レベルの完成度の高さが合わさることはほとんど無い。
 どちらかが勝つか、ケンカして味が落ちるのが普通だ。
 私はこの2つならば、そうならずに更なる高みへと至れる確信があった。
 そして事実、この2つはそうはならなかった。
 私がより美味しくなると確信したのは、裏に記載されている材料にある。
 そこをよく見たなら、この可能性にたどり着くのは難しくない。
 ここには「肉系」と「野菜」と「魚介」と「昆布」がそれぞれの美味さの根底だと書いてある。
 つまりこれを見た私は、こう考えた。
 「旨味の相乗効果」が起きるのではないか? と。
 「旨味の相乗効果」については、食戟のソーマなどの最近の料理漫画ではよく見かけると思うので、ここで詳しくは書かない。
 しかし知らない人向けにとても簡単に説明するとこうだ。
 「異なる旨味成分」を持つ食材を、料理として「同時に味わう」事により、それぞれの「旨味成分」が「相乗効果を起こす」現象の事だ。
 もっと直球に言うならば、旨味と旨味でより美味くなるとだけ覚えておけば良い。
 そして今回のこの2つのポテチには、その現象が起きると思える下地があった。
 故に私はこれを試し、結果的に今回紹介する「インペリアルうす塩味(私命名)」が出来た。
 ではこれを味わうための具体的な方法だが、とてもシンプルである。
 「同じくらいの大きさの2つを同時に食べる」これだけだ。
 つまりはこの2つのポテチから1つずつ取り出し、それを重ねて一緒に味わう。
 それだけでこの2つのポテチはその美味さを進化させる。
 それぞれを別に食べたなら、美味さと深さを味わえる。
 しかしこの2つを合わせた「インペリアルうす塩味(私命名)」では違う。
 ただただひたすらに、旨味の暴力だけを味わえる。
 これは正直、試した人にしかわからない。
 私自身、この美味さを正しく表現する言葉が見つからないのだ。
 ゆえに、これを読んだなら試して見てほしい。
 絶対に後悔はさせないと断言できるから。



「インテンの美味いもん食い道楽」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「エッセイ」の人気作品

コメント

コメントを書く