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何もない俺が異世界転移

響夜

11.王都到着

ゴブリンと初戦闘を終えた後俺達はフロールの町へ着き、
そこで王都への馬車へ乗り込んだ。

そこから王都への移動の最中では様々な魔物との戦闘があった。
再度ゴブリンとの戦闘や、ブルースライム、ポイズンスネーク、
といった魔物たちと戦った。

特にブルースライムは厄介だった、ネバネバして何というか
気持ち悪かった...

ポイズンスネークの事は戦闘中にテジモフさんから毒があるということを
教えてもらった、パッと見はただの蛇にしか見えないから、危ない所だった。


馬車での移動と戦闘を繰り返しする日々がしばらく続き、


そして1週間が経った。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「うわぁ、これが王都か...。」

俺達の世界でいう東京みたいなものだな、
だけど見慣れた建物がない事から実に新鮮だ。

人の頭に耳が生えた猫耳族とか間近で見たらすごく可愛い//

ほかには..ん、あれって

「テジモフさんあの子たちは何でしょうか?」

暗い路地の方を指さしテジモフさんに問いかける。
その先には幼い男女の子供2人と俺のいた世界でいう中学生くらいの少年が
みるからに重いものを運んでいる。

「あれは奴隷じゃな。」

「ど、奴隷ですか...。」

奴隷か、俺達のいた世界では撤廃された制度だけどこの世界にはあるんだな...。
小さい子供さえも奴隷にされてしまうなんて...
それに、あの少年は俺とあまり年が離れていないんじゃないかと思う。

「用途は商売道具や物の運搬、家事や戦闘要員など、悪く言えば『物』として
 扱われる。」

『物』か...
そう心の中で思い、顔をしかめる。

「これは前国王の時代に制定された制度でな、現在は奴隷を使った生活が基盤となっていて
 現国王が制度を撤廃しようとしているが、なかなか難しいのが現状でな...。」

「奴隷の人々はやはり貧しい人や罪人などが多いのですか?」

 奴隷になるということはそれなりの事情などがあるはず、
 強制的に奴隷にさせられるということは...ないと思いたい。

「奴隷の大半がそうじゃな、だが例外もある。」


「例外ですか?」


「そうじゃ、お金が無い者、仕事が無い者。これらのものは自らを奴隷として差し出す
 事により奴隷商人から家族へお金を払ってもらうこともある。」

 自らを差し出す?!家族を守るために自分自身を犠牲にするのか...。
 俺には到底無理だ、そういう覚悟も何もない。

そうテジモフさんと話をしているとさっきの路地の方から声が聞こえてきた。

「う、、んしょっ!」

「メリナ無理しなくていいんだぞ、それ兄ちゃんに渡してみな。」

 さっきの幼い男女の子供は兄妹なのか?

「大丈夫だよ、、これくらいなんとも、、あっ!」

少女はバランスを崩し持っていた荷物を通行人めがけて倒してしまった。

「あぁ....どうしよう。。どうしよ”う”」

少女は泣き出しそうになっていた、そこにさっき荷物を倒された通行人が寄って行って

「こういう作業も真面にできないのかお前は、役立たずめがッ!」

そういって腰にかけていた鞭を取り出し少女へ鞭を振るった。
通行人と思っていた人は監督役だったようだ。

「す"みません...すみません...ッ!」

 少女は必死に許しを請うが聞き入れてもらえていない。

「妹を許してやってくれませんか、罰なら代わりに俺が受けます!!」

そういって少女の兄が監督役に問いかけている。

「そうかそいつはまだ日が浅かったな、お前に免じてそいつは許してやろう。
 だが代わりにお前に罰を受けてもらうぞッ!」

そう言い少年にむかい鞭を強く打ち付ける。

 その場を見て咄嗟に助けに入ろうとするが後ろから手を引かれた。

「助けたいのは分かる、だが今は堪えろッ!」

 手を引いたのはテジモフさんだった。

「今君が出て行けば、事態はもっと悪化する。」

その言葉を聞き冷静に考えた、制度がある限りその人たちを罰する事は出来ない。
無理に助けようとすれば少女たちはさあに危険になり、俺自身も只じゃすまない。

「分かってもらえたようじゃな、、。」


 俺は静かに頷く。」


「物分かりが良くて助かるわい、では城へ向かうとするか。」

「分かりました。」

 そう返事をして、暗い表情をしたまま王城への歩みを進める。

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