世界の果てまでもあなたを追いかける

お歌詞屋さん

43話〜覚醒〜

 遅くなりましたー続きどうぞ。




 日は登り朝となった。窓からの木漏れ日が顔を撫でる。

香苗は目を覚まし、ゆっくりと瞳を開ける。するとそこには早苗の顔があった。その幸せそうな表情を見ていると違和感に気づく。

ベットの上で寝ていたはずなのに固い。この感触はまるで誰かの胸板…そう思ってふと見るとそこには裕翔がいた。そう、彼女は裕翔の上で寝ていたのだ。

それに気づいた彼女は顔を赤らめ、すぐに起きようと考えたがなぜか身体が拒む。

 「あ〜。おはよぉう。」

 早苗が目を覚ます。香苗は驚きのあまり勢いよく起き上がった。

 「っう!」

 呻き声と共に起きたのは裕翔だった。

「なんだ。朝っぱらから。」

 彼が不機嫌に言うと続いてメアリーが起きる。

 「朝から激しいのは止めてよ。」

 静かな朝が騒がしくなってくると部屋のドアが開き、来海が姿を見せる。

 「さあ!山に行くぞー!!」

 こうして彼らはハイキングへと向かう。


 今回のハイキングプランは簡単。山は近くの山で高さは500メートルである。300
メートルまではバスで行く。そしてそこからハイキング開始。途中、山小屋でお昼を食べる。そして休憩後、頂上に向かう。

 今、彼らは第1段階のバスに乗っていた。

 「あー楽しみですね。智さん。」

 来海がいつにもなく楽しそうだった。

「そうだな。ほんとに楽しみだ。」

 智がなにかよからぬ事を考えていると彼女が足をかかとで踏んだ。

 「いたい!」

 「あなた。どうしたんですか?」

 そんなこんなでバスは到着する。早苗、香苗、メアリー、来海が次々降りてく中、智が裕翔につぶやく。

 「頼んだぞ。」

 今回のハイキングの意味を知らない早苗たちは無邪気に笑うのであった。




 あーあーあー
 

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