世界の果てまでもあなたを追いかける

お歌詞屋さん

42話〜楽しい夜〜

これからはあらすじの所に次の投稿日を書くのでよろしくお願いします。では続きどうぞ。




 夏の夜は深まり、時計の針は真上を向こうとしていた。早苗たちは部屋で窓を開けて涼んでいた。メアリーは風呂に、裕翔は智に呼ばれどこかへ行ってしまった。

 早苗はベッドに寝っ転がって毛伸びをする。

 「あぁ〜。つかれた〜。」

 そんな無防備な早苗の姿を見て、香苗はベッドへ飛び乗った。

 「きゃ!どうしたの?!」

 早苗は平たい胸に顔を当てる香苗を向いて言う。

 「早苗様とお泊まり。楽しいです。」

 香苗は早苗を抱きしめる。

 「香苗ちゃん。暑いよ。」

 すると香苗はいつの間にか眠っていた。それもニヤけながら。

その頃、裕翔と智は客間で向かい合って話をしていた。

 「父さん。それで計画は?」

 裕翔がそう聞くと智は一口水を飲み。ついてくるように言った。そして客室の隣の物置部屋に連れられた。

 「お前にはこいつを着てもらう。」

 智が見せたそれに裕翔は戸惑いを隠せずにいた。

 「父さん…これ…俺がやるのか?」

 「お前にしかできない。」

 裕翔は鋭い視線でやりたくないことを伝えようとしたがそれも無意味に終わった。

 時は流れ、裕翔はお風呂を済ました。そして問題の就寝の時が来た。

 裕翔が部屋のドアを開けるとそこには寝衣姿の早苗、香苗、メイリーがいた。3人ともベットの上で話をしている最中だった。
 裕翔が入ってきたことに気がつくと早苗は頬を赤くし、香苗はにらめつけ、メイリーは色気だっていた。

 「はあ…忘れていた。とりあえず俺は床で寝るから三人でベットを使ってくれ。」

 裕翔がそう言うと早苗が慌てて口を開く。

 「お、お兄ちゃんも…い、一緒に寝ないの?」

 恥ずかしそうに言う早苗の姿を見て、香苗は心を打たれベットに横たわる。そしてメアリーも口を開く。

 「そうよ。裕翔くんも寝ましょうよ。」

 しかし裕翔は首を横に振る。

 「いや、俺は床でいい。」

 するとメアリーは口を動かし、声を出さずに何かを示した。

 「クローン」

 口の動きからすぐに裕翔は勘付いた。

 「脅しか。」

 裕翔はそう呟くと手をおでこに当て悩んだ後、決心したように言った。

 「わかった。」

 そして裕翔はベットの端で横になる。そしてその隣にメアリーが寝た。早苗はそれを見て不機嫌になり裕翔を真ん中で眠るように説得する。そしてこの構図ができた。

 裕翔が真ん中に眠り、その隣にメアリーと早苗。メアリーの隣に香苗がいた。すると今度は香苗が不機嫌になる。

 「貴様。早苗様にくっつき過ぎだ!」

 香苗はそう言うと裕翔と早苗の間に割り込む。早苗は疲れていたのかすぐに眠ってしまっていて気づいていなかった。

 (ち、近い。)

 香苗はそんな事を思いながら裕翔の顔を見つめた。そして裕翔はその視線に気付き香苗を見つめ返した。

 「さっさと寝ろ。」

 裕翔はそう言いながら香苗の頬に手を当てた。しばらくした後、手を離して元の姿勢に戻り眠る。

 香苗は何が起きたのか理解出来ず、唖然としていた。しかし少しずつ理解し始めて頬を紅く染めた。

 こうして問題の夜は解き終えた。




 そういえば題名変わったの気づきました?なんかだんだん題名が思いつかなくなって適当な感じになりました。でも結構考えてこの題名になったんだよ。褒めてほしい。

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