世界の果てまでもあなたを追いかける

お歌詞屋さん

36話

 色々人名のミスがありました。いくつか直しましたがまた見つかり次第コメントください。では続きどうぞ。




 「海に来たのにその姿はなにかしら。」

 そう裕翔に声を掛けたのは、つい最近転入してきてさらに裕翔たちの命を狙ったメイリーだった。

 スパイとして日本に来た彼女は任された仕事どころか正体までバレてしまった。

 というところで急だが彼女は裕翔の家で預かることになった。

 理由は裕翔という機械から遠く離れた存在の者を修理しているところならメイリーの面倒がみやすいのではないかということだ。

 もちろん最初は悩んだが寄付金が出ると聞いた瞬間、両親は犬のように態度を変え承諾した。

 裕翔はその時の2人の顔を思い出しながら水玉の水着を着たビッチメイリーに言う。

 「おまえは大丈夫かもしれないが俺は苦手なんだ。」

 そう聞いたメイリーは口角を上げ悪い顔をする。

 (もしかして塩水に弱いのか?これは思わぬ弱点発見だわ。)

 「え、確かに私は完全防水でさらに錆びる事もないわ。」

 胸を張って言う彼女に対し本に集中する裕翔はページを淡々とめくる。

 「メイリーちゃん。もしかして裕翔に防水機能が付いてないって考えてる?」

 彼女は声を掛けられ後ろを振り返るとそこには派手な赤色の短パン水着の智の姿があった。

 「どいうこと?」

 メアリーは天色の瞳を丸くする。

 すると来海が言った。

 「裕翔は海が怖いのよ。」

 「え?」

 メイリーは驚きを隠せず綺麗なその顔を崩した。

 そう、裕翔は海が怖いのである。別に精密機械なので水に弱いのではない。というか防水でなければお風呂に入れないし汗もかけない。
 
 では何故海が怖いのか。それは過去に戻る。あの事件だ。あれから裕翔は川や海などの水の自然を怖がるようになった。

 今も高校生になった彼は海を見るだけで顔色が悪くなるのだ。

 メイリーが来海から詳しい話を聞いていると早苗が来た。

 「ごめんなさい。遅くなっちゃった。なんか色々と声を掛けられて。」

 まだ海にも入っていないはずなのに彼女は疲れた様子だった。すると裕翔が本から目を離し早苗を見る。

 「似合ってるよ。」

 その言葉を聞いた瞬間、早苗は嘘のように元気になり顔を少し赤く染め、智が持ってきたドーナツ浮き輪をくぐる。

 「さ、さ、さあ、泳ぎに行こう!」

 そう言って波の方へ向かう早苗を智が止める。

 「待ってくれ。そろそろはなちゃんの親戚が来るから。」

 はなちゃんとは今回の旅行で泊まらせてもらう智達の知り合いだ。
 そしてはなちゃんの親戚がどうやら早苗たちと歳が近いらしく、今はなちゃんの家にいて遊びに来るらしい。

 「絶対びっくりすると思うなぁ〜。」

 そんな事言う智に早苗は首を傾げていると遠くから叫びながら手を振って走ってくる人影を見つける。

 「早苗様〜〜!」

 その姿を見てメイリーも驚く。

 「香苗ちゃん?!」

 そう、人目を気にせずピンクのフリフリの水着で走ってくるのは友達の黛 香苗だった。




 そういえばエピソードタイトルを変えました。わかりづらくなったかもしれませんがよろしくお願いします。
 フォロー、コメント、評価よろしくお願いします。
 
 

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