世界の果てまでもあなたを追いかける

お歌詞屋さん

34話 夢と希望?

 いやー帰って来ました。さて今回は旅行編です。とりあえず続きどうぞ。




 「11番の様子はどうだ。」

 暗い意識の中、男の低い声が聞こえた。

 「心拍数安定。オールグリーンです。」

 今度は女の声が聞こえてきた。

 「田中さん!18番が目を覚ましました。」

 若い男の声がそう叫ぶ。するとまたあの低い声が聞こえてくる。

 「そうか…君、私の言葉が分かるかい?」

 どうやら私に聞いてるらしい。自分の名も知らない私に。

 ゆっくりと目を開くと目の前にガラス越しに男の顔があった。

 その優しい笑顔はまるで自分の赤子を見るような目だった。

 どうやら私は何かの液体の中にいるらしくあまり視界は良くない。

 その時ふと男の背後に座る女の人に目がいった。

 その姿を見た瞬間、意識がはっきりしてきた。

 そして私、早苗は目を覚ました。

  「お母さん…」

 早苗はカーテンの隙間から溢れる陽だまりを感じながらそう呟いた。

 どうやら夢を見たらしい。

 早苗は身体を起こし、いつも通りデジタル時計に目をやった。そこには7:01  7月20日金曜日とカクカクな字で書かれていた。

 何故かその字を見てボーっとする。そしてだんだん思い出してくる。今日から待ちに待った夏休み。

 そして旅行の出発日だと。

 早苗は飛び起きてすぐさま着替える。その時、すでにあの変な夢の事など忘れていた。

 胸は高鳴り体が軽い。彼女はものすごい早さで支度を済ませると自室から飛び出した。

 大きな希望を海に託して。




 そういえばショッピングモールからお話の中の時間で2カ月経ちましたね。
 一応、運動会は6月の終わり頃の設定です。
 まあ、私の学校では夏休みを過ぎたあと運動会でしたが…

 フォロー、評価、コメントよろしくお願いします。

「世界の果てまでもあなたを追いかける」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く