世界の果てまでもあなたを追いかける

お歌詞屋さん

16話

 遅れてすみません。みなさんは体調大丈夫ですか?天気がころころ変わると頭痛持ちにはキツイ…とりあえず続きどうぞ。




 「3…2…1…Go!」

 裕翔、早苗、香苗、智は同時にアクセルを踏む。

 今、4人はカーレースのゲームをしていた。
 なぜこうなったかというと智が

 "ここまで来てあれだけじゃ物足りない。"

 と言ったからである。

 終わり結果は上から裕翔、智、早苗、香苗だった。どうやら香苗は早苗に勝利を譲ったようだ。

 4人がゲームをしている時、周りの野次馬がどんどん来て早苗が恥ずかしそうにしていたからであろう。

 「次はどれやりますか?」

 香苗がテンションマックスで早苗に聞く。

 「ゲームもいいけどせっかく東京に来たんだからどこかほかのところも行こうよ。」

 早苗がそう言うとみな納得し、アキバの街を歩くことになった。

 もうすぐ夏休み。まだ7月というのにものすごい暑さだ。

 だが裕翔は汗を流さない。そのかわり人混みに負けそうだった。

 「そこの君たち!」

 そう言って足を止めさせたのはハゲているサングラスをかけている背の低いおじさんだった。

 「わ、私たちですか?」

 早苗が自分を指差して言う。

 「はい、可愛いお嬢さん方。」

 男は早苗と香苗を見て言う。

 2人はいきなりそう言ってきた変態から距離を置く。

 「あ、すみません。名乗るのを忘れてました。私はこういう者です。」

 男が出した名刺を智が取る。

 「えっと、アイドルディレクター佐藤 広島さとう ひろし…ってアイドル?!」

 「そうです!実はあなた方2人をスカウトしたいのですが…」

 (え?さ、早苗様とア、アイドル?!)

 香苗が早苗とユニットを組んでステージに立つ姿を想像していると早苗が口を開く。

 「すみません。お声は嬉しいのですけど突然は…」

 「いやいや、いきなりステージには立たなくていいです。せめてレッスンだけでも。」

 男はどうにかしようとするが

 「すみません。」

 早苗はそう言うとすぐに歩いて行った。

 それに驚きつつ裕翔たちはついて行く。

 その時、あの男が舌打ちしたのを聞き逃さなかった。

 裕翔たちはさっきの事を忘れアキバを楽しんだ。

 「楽しかったですね。」

 香苗が言う。

 「うん。そうだね。特にパパのコスプレ写真。」
 
 早苗はお姫様の格好をした智を思い出し笑みを浮かべる。

 「そ、それは忘れようよ。」

 智は苦笑いする。

 「そろそろいい時間だ。帰ろう。」

 さっきまで裕翔たちを干からびさせようとしていた太陽はもう隠れそうだった。

 裕翔がそう言うとあからさまに香苗が嫌そうにする。

 「もう暗くなる。そろそろ帰らないとな。」

 智が言うと今度はしょうがなそうにする。

 「早苗様。今日一日楽しかったです。ありがとうございます。」

 「いやいや、私こそありがとう。また今度ね。」

 「はい!!」

 香苗は可愛い笑顔で返事すると人混みの中に消えて行った。

 「…いいか。」

 裕翔が智に聞く。

 「あぁしょうがない。」

 そう聞いた裕翔は早苗の手を取り早歩きで大通りを抜ける。

 「ここでいいか…」

 裕翔は人気の少ない場所に来た。

 「お、お兄ちゃん。いきなり何?」

 早苗は意味が分からず裕翔と智に顔を向ける。

 「そろそろ出てきたらどうだ?」

 裕翔は大きな声でそう言う。

 するとぞろぞろと何人かの男が出てくる。そこに見覚えのある男がいた。

 「う、うそ…」

 そこにあったのは早苗の初恋相手の斎藤 晃さいとう あきらの姿だった。




 そういえば中島 浩介なかじま こうすけを覚えていますか?裕翔の幼馴染の。すっかり私は忘れていました。(汗)

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