世界の果てまでもあなたを追いかける

お歌詞屋さん

15話

 新しく色々と書きすぎてつかれた。とりあえず続きどうぞ。




 「ふぅ!」

 「…」

 この大人数が入るには少し小さい会場に一際目立つ大きなスクリーンがあった。
 
 場面にはクノイチのような女キャラと引きこもりのような男キャラがすごいスピードで戦っていた。

 周りの人からはその力は互角に見えた。だがクノイチを使っている香苗には分かっていた。

 (このままじゃ負ける!)

 香苗は息を切らしながらボタンを押し続けるがだんだんとスピードが落ちていく。
 
 そんな中、なぜか引きこもりキャラを使う裕翔は息も切らさずさらにボタンを押すスピードを上げていく。

 (なんで?なんで?わたしの方が頑張ったのに、わたしの方が早苗様を愛しているのに?)

 普通の人なら流石に引くことを考えながら香苗は早苗のことを見た。

 (勝たないと、絶対に勝つ!)

 香苗は最後の力を振り絞ってボタンを押す。

 しかし、裕翔は全く怯まなかった。

 "あ、負けた…"

 が戦意喪失した瞬間。裕翔が何かを思い出したかのように手を止めた。

 香苗はその一瞬を逃さず攻めた。そして…

 「勝者、かなえ選手!!」

 「「「うぉぉぉー!」」」

 これまでもない声が湧き上がった。

 (勝った…わたし勝ったんだ!)

 香苗は勝利を手にして喜びのあまり叫んだ。

 そのころ早苗は少し残念そうな顔をしたが香苗にその顔を見せないようにしていた。

 香苗と裕翔の勝負が終わるとすぐに表彰に移った。

 「第1位、かなえ選手。前へお願いします。」

 実況の女の人が言うと香苗は一歩前に出た。

 そして表彰と賞品を全員受け取り大会は幕を閉じた。

 香苗は早苗に会いに行こうと思い会場を探し回る。

 「あ、いた!」

 香苗は寄ろうとするが足を止める。
 そこには裕翔と早苗の姿があった。
 
 早苗は少し顔を下に向け落ち込んでいるが当の本人の裕翔はまったく落ち込んでいる様子ではなかった。

 香苗は早苗を励まそうと思うが裕翔が何やらし始めたので動かなかった。



 「早苗、これ。」

 裕翔は高価そうな紙袋から賞品のあのゲーム機を出した。

 「え?」

 早苗は理解できていないようだったから裕翔は言い直す。

 「プレゼントだ。応援してくれてありがとう。」

 初めて聞いたその言葉に返す言葉が思い浮かばずゲーム機を受け取りやっと口を開く。

 「もしかしてこれを渡すために…」

 早苗は今まで裕翔の頑張りを見てきた。毎日ゲームセンターに行く。最初はただの遊びだと思ったがなんだか一生懸命な姿を見て応援したくなってしまった。

 だが裕翔は早苗のために優勝を諦めたのだ。

 自然と涙が出て裕翔に抱きつく。

 「お兄ちゃん。ありがとう。」

 その笑顔はまさに天使を超え恋の女神様まで超えるほど力を放ちそうな可愛いさだった。

 その光景を見ていた香苗は

 (早苗様を一番愛しているのはわたしじゃないみたい。)

 と少し正気に戻っていた。




 そういえば「俺の大好きなアイドルが妹だった?!(仮)」というのを考えてみました。というか俺、書きすぎかぁ〜?
 読んでくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
 

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コメント

  • ペンギン

    面白かったです!
    ですが...他にも書いていて本当に大丈夫ですか...?

    2
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