異世界支配のスキルテイカー ~ ゼロから始める奴隷ハーレム ~
リベンジマッチ
翌日の朝食は、リリナお手製のフルーツジュースである。
収穫したばかりの果物をふんだんに使用したフルーツジュースは、女性メンバーに大好評であった。
突如として庭に出現した果樹園に対して、当初は怪訝な表情を受かべていたスピカたちであったが、今ではすっかりと馴染んでいるようである。
雑草の駆除、害虫の退治など。
基本的に果樹園の世話はスケルトンたちが行ってくれるので、何も気に掛けることがない。
飲まず食わず&不眠不休で働いてくれるスケルトンたちは、労働力として最強と言っても過言ではない。
外見が不気味な点は玉に瑕ではあるが、スケルトンたちは今やすっかり欠かすことの出来ない存在となっていた。
朝食が終わった後は、遠征の準備である。
昨日覚えたばかりの『対象の重量を下げる』ラクトの魔法は、風を動力源に動くエアバイクとの相性が抜群であった。
事前に予想していた通り。
どうやら呪魔法でエアバイクを軽量化をすると、移動スピードをアップさせることが可能なようであった。
「おお……。こいつはいいや……」
風と呪。
悠斗はこの2つの魔法を組み合わせを使うことにより、エアバイクの燃費効率を劇的に改善することに成功するのであった。
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「さて、今日の課題だが……。昨日は狩り損ねたホワイトバードを重点的に倒して行こうと思う」
ローナス平原に到着するなり悠斗の提案を受けたスピカとシルフィアは、互いに不思議そうに顔を見合わせる。
「えーっと。たしかにホワイドバードの臭いは覚えたので、探すことはできると思うのですが……」
「大丈夫。昨日1日で空を飛んでいる魔物を倒す方法はバッチリ考えてきた! 生まれ変わった俺の力をしかと目に焼き付けてくれ!」
悠斗は力強く宣言をすると、ホワイトバードの探索を開始する。
~~~~~~~~~~~~
「ご主人さま。さっそくホワイトバードの臭いがします。数は3匹です。南西の方角からこちらに向かって飛んでくるみたいです」
「……おっと。さっそくお出ましか」
ホワイドバードとのエンカウントは楽に達成することができた。
元々、ワイルドベアーと比較をすると個体数が多く、見つけること自体は楽な魔物なのである。
しかし、24時間ほとんど休むことなく長時間の飛行を可能にしているホワイトバードは弓の達人ですら仕留めることが困難な魔物とされていた。
悠斗はタイミングを見計らって自分の体にラクトの魔法をかけると、風魔法を使って素早く地面を蹴り上がる。
ホワイトバード 脅威度 LV4
昨日取得したばかりの飛行魔法を駆使して50メートルほど宙に上がるとホワイトバードの姿をハッキリと目で捉えることができた。
「へぇ。近くで見ると、こんな姿をしていたのか」
動きは思っていたより早くない。
体は程よく肥えており、見るからに美味しそうな外見をしていた。
全体的には空飛ぶ巨大ニワトリという表現がしっくりとくる。
「「「コケー! コケケー!」」」
ホワイトバードたちは絶叫していた。
何故ならば――。
まさか自分たちのテリトリーである空で冒険者と遭遇するとは思いもよらなかったからである。
悠斗は足の裏からウィンドボムを放ち、空中版《飆脚》とも呼べる動作でホワイトバードに向かって突進。
腰から抜いたロングソードでホワイトバードの1匹を串刺しにした。
「……さて。次はどいつを剣の錆にしてやろうかな」
邪悪な笑みを零す悠斗。
空の上でのんびり暮らしていたホワイトバードにとって、今回の一件は寝耳に水を受けたかのような感覚であった。
長らく天敵が不在で、肥え太ったホワイドバードと《飆脚》を駆使する悠斗とでは、そのスピードは天と地である。
空高くから地面に向かって無数の羽毛が舞い落ちる。
残った2体のホワイトバードは、悠斗の剣撃によって、あっという間に蹴散らされる結果となった。
「凄いです! ご主人さま! 凄すぎます! ご主人さまが凄いのは当たり前だと思っていましたが……それでも流石に空まで飛べるとは思っていませんでした! 予想外です!」
「恐れ入ったぞ! 主君に恐れ入るのは何時ものことだか……今日は何時にも増して恐れ入ったぞ!」
悠斗の戦いぶりを地上から見ていたスピカとシルフィアは、驚きを隠せないでいるようであった。
しかし、飛行魔法にはまだまだ課題も多い。
ホワイトバード程度の魔物であれば、問題はなかったが、地上での戦闘と比較して、かなり動きが制限されるので、飛行能力を有した強力な魔物との戦闘を想定すると心もとないところがある。
もっと自由に空中戦闘を行うためにも、飛行魔法の訓練は欠かせないものになってくるだろう。
決意を新たにした悠斗は、次なる獲物を探すべく歩みを進めるのであった。
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