就職できなかった俺が転生したのは-神の流域に手を伸ばすもの-

南川 真尋

0話 建国神話

※本格的な物語は次話から始まります。



神の世界に嫌われ者の神がいた。
嫌われ者の神「無の神」は絶大な力を持ち、
怒らせると全てを無にすると恐れられた。


しかし嫌われ者の神に興味を持った神がいた。
「有の神」である。

有の神は無の神に会いに行った。
有の神は無の神に一目見て惹かれた。
有の神は無の神と共に幾千の時を過ごした。
無の神は無しか作り出せず己も無しか感じることは無かった。
そこに有の神の心を感じることで不の神に変わった。
不の神となった無の神は有の神に不を感じる事になった。
何でも作り出せる有に対して不しか作り出せない己。しかし不の神は有の神を嫌ったりはなかった。
むしろ2人はお互いに惹かれ合うようになった。
有の神は不の神との間に空の神、地の神、光の神、火の神、水の神、生の神を宿した。

それらは共々に幾つもの空間を生み出し作品を作り出した。
その作品にひどく心を打たれた不の神は不の空間を作り出しそこに子の作品を並べた。


しかし問題がひとつあった。
神の世界で子を成すことは固く禁じられていたのだ。
問題は不の神が恐れられていたために発見が遅れた事。
大問題が発生したことに神々は最高神 (創造の神)に掛け合った。

だが、

最高神は言った。『我が作り出した神々よ。これからは自由にすることを許す。子も大歓迎である。あまりにも酷いようならこの手で鉄杭を刺すこともあるやもしれぬ。気をつけたまえ。』
(要約:お前ら!もう自由にするから適当でいいよ!子でもなんでも作れ作れ!)
最高神は実に



適当であった。



それからというもの、
なんやかんやあって和解した不有の神と他の神々は、不有の子達の作る作品に己も手を加えたりまた新しく作品を作ったりして日々を重ね、今では唯一の楽しみ件仕事と課している。

それを地球人は【宇宙】と呼ぶ……





ここまで読んでくれてありがとうございます。
作者はど素人です。某国民的アニメの青いキャラクターの暖かい目のように、微笑ましく読んでいただけると幸いです。


コメント

  • ノベルバユーザー235694

    素人としては、かなりの文が書けている。物語に吸い込まれるようだった。

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