ゆったり まったり のびのびと??

なつまる

1、ここはどこ?



ここから、主人公視点になります。少し時間が戻ってます。





「早く逃げなきゃ!捕まったらまた...」

私は、森の中を走っていた。

「この紙を森の向こうにいる人に渡せばみんなをたすけられる!」


ガサガサ


「アニキ!5番がいたッス!!こっちッスよ」


「なっ!?もっと速く動いてよ私の足!!!」


「そいつが持ってる資料は、大事なヤツだ!殺したら跡が残る、囲んで捕まえるぞ!」


私は逃げ場を失い、捕まってしまった。


「おい、こんなことしてどうなるか分かっているんだよな?」

「私のことはいい、でもみんなを助けて!
あのままでは、心が死んじゃう!!!」

「は?アニキに拾ってもらったくせにえらそうなこというんじゃねぇッスよ!」

「拾ったじゃないでしょ!この誘拐犯め!」

「誘拐じゃないっスよ!お前の親に居あはもらってるって言ってるじゃないッスか」

「そんなわけないじゃん!」

「うるさい、黙れ。資料は手に入った。さて、あとはこいつをどうするかだな」

「えー、殺しちゃえばいいんじゃないっスか」

「だから、殺すとバレるんだよ。チッ、この国の騎士は変なところで優秀なんだ」

「じゃあこれを使ってみたらどうです?」

「ああそれか、そうだな」

私は、変な薬を飲ませようとした。

「5番!これを飲むっス!」

「いやよ!何よそれ!?」

「新しく出来た薬ッスよ。効果は、わかんねぇッス!」

「そんなこと言われて飲むわけないでしょ!」

「いいから飲むッス!」

「絶対嫌よ!!!」

私は必死に抵抗した。

「おい、これを飲め仲間は、助け...」

「本当!?助けてくれるの?」

「...はぁ、おい、早くしろ」

「っ分かったわ」

私は、薬を飲んだ。

「うっ、なにこれマズ!!ちょっとなん.........!!!」

やばい、頭がくらくらする。
私は意識を手放した。






「アニキほんとに助けるっスか?」

「なわけねぇだろ、おい戻るぞ」

「了解ッス!」

私は気づかなかった。
私が、寝た後こんなことを言われていたなんて...。






    






「ね、ねぇ。人間、起きて下さい。」

私は、その声に目を覚ました。

「キャー!」
「うわぁっ!」

そこには、犬の耳を付け、驚いた顔をした青年がいた。

「変態だー!!!変態がここにいますー!!!」

「違っ!私は獣人の国サラーリエの騎士ドグ二と申します。」

「へぁ?獣人ってなに?」

「獣と人のハーフみたいなものです」

「そう、って獣人の国!?」

「うわぁ!は、はい!そうです!!!ここはサラーリエにある王都です」


おかしい、私はさっきまで...
あれ?私はさっきまで何をしていたんだろう?
私が人間なのは分かる。
呼吸の仕方も、声の出し方も、ご飯の食べ方も覚えている。
でも、私が分からない。
私がどんな人で、どんな生活をしてきたのか...
私は...一体誰なんだ?
分からない...
わからない...


「もうやだ、考えたくない...」
「ちょっ!大丈夫ですか!!!ちょっ!隊長に連絡し...!」

バタッ!
私はドグ二の話が終わる前に再び意識を手放した。








  










再び目が覚めると、くまの耳をつけたいかついおじさんがニヤニヤしながらウサギの耳を作っていた。






なんか、ゆったり、まったりしてないですいません。
これからする予定です。
では、ありがとうございました!
これからもよろしくおねがいします‎´•ﻌ•` 

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