気紛れ女神にもらったスキルで異世界最強になる(予定)

ペンギンの産みの親

第8話   予想以上は時に危険である

「俺と結婚してくれ」
「わ、私はまだ、マスターをどのような方かも分からないですし、第一私魔物なんですよ?」
「今時そんなことを言えないぞ?愛はどのような形であれ愛に代わりはない。ほら、何処かでは男と男、女と女が一緒になるのOKしてる場所あるじゃん?」
「マスターの世界ではあったかもしれませんが、こっちではないですね。家庭を持つほぼ全ての男性は亭主関白ですからね」

マジか、どこの明治時代以前だよ。

「まぁ、それらは置いて置いて、俺は相手が誰だろうがバカにしたりは絶対にしない。例外はあるがな」
「マスターが本気なのはわかりました。ですが、私自信がマスターの伴侶にふさわしいのかわからないので、それまでは保留でも良いでしょうか?」
「あぁ、構わない。すぐに俺自身もお前にふさわしい人間になってやる」


1回目は自分でも、何が何だか理解出来ていなかったが今回は本気だ。心の底から彼女を愛しているといっても過言ではない。
ん?相手はスライムだろってか?
分かりやすくいってやるよ。
愛に壁はあれど乗り越えられないものはない。
本気で相手を思っているなら常に脳内は相手の事だけのはずだ。
まぁ、稀に冷静になれるやつもいれるらしいけど。
俺は無理だ。
ひとつのことを始めると他の事は視界にすら入らない。
自慢じゃないが、俺は結構一途だと思う。

俺は未来が好ぎだっだ。
仕打ちがエスカレートする前までは子供とのじゃれ愛程度、気を引かせようとしていたのかと思っていた。
だが、エスカレートしていくうちに俺は未来と今までどうりの関係を保ちながらも何処かでは距離を置いてきていた。
それから、未来を好きに成ることもなく他の誰かを好きになったこともなかった。

少し矛盾しているがこれが事実なのだから仕方がない。

未来は好きだ。だか、それは友人として、人間としてはつい最近見直したところだ(こっちの世界に来てから)。

だか、スラは違う。これが本気で相手を好きになることなのだと思ったぐらいだ。

アニメや漫画、小説、ゲーム。そのなかに何人もの嫁を作ってきたはずなのに、現実リアルよりも2次元を優先させてきたはずなのに俺は今、現実の女に恋心を抱いていた。

正直今すぐスラのことを抱きたい。
だか、彼女が返事もしていないのにそのようなことをすれば彼女が傷つく。
だから、俺はこの野生本能を深層にしまいこんだ。



◇◇◇◇
なんやかんやあったあと、無事に村を見つけ出すことが出来た。
流石に裸のスラをつれ回すことは出来なかったので、スライムの状態に戻し、スラを頭の上にのせ金を稼ぐために冒険者ギルドへと入っていった。

スラを人化ヒューマナイズさせていればお決まりの゙あれ゙が来そうだったが、そんなこともなく無事にカウンターまで行くことが出来た。


「いらっしゃいませ」

あの人の言っていたことは間違いない。
冒険者ギルドの受付嬢は全て美人さんだと言うことだ。
間違いない。この受付嬢は美人だ。まぁ、人化したスラには劣るがな。
そんなことは置いて置いて


「冒険者登録をしたいのだが、良いだろうか」
「新規登録ですね、少々お待ちください」

しばらくすると受付嬢は戻ってきた。
そして、一枚の紙をこちらに差し出した。

「そこの紙に個人情報を書き込んでください。出来る範囲でいいですので。もし、字を書くことが出来なければ私がお書き来ますのでお気軽にどうぞ」
「じゃあお願いします」
「分かりました。では、お願いします」

「名前はカレハ-キリヤ、年齢は17種族は人間だ」
「はい。ありがとうございます」
~ポヨン~
「頭に乗っているのはスライムですか?」
「はい。そうです」
「変異種ですか、珍しいですね。ティムライセンスはお持ちですか?」
「そ、そんなのがあるのですか?」
「じゃあ、そちらも同時発行しておくので20分ほどしたら又お越し願えますか?ギルドでお待ち頂いてもいいですが」
「はい、20分ですね。分かりました」

俺は先ずはどのような依頼があるのかを確認したあと、スラを頭に乗せたまま街に繰り出した。







4連休キターーーー!!
休みですよ皆さん!!
僕はこのゴールデンウィーク待ったりします。
特にやることもやるべきこともないので。
小説はちゃんと投稿しますが。
昼夜逆転には気を付けねば......
そろそろ寝るかな
ではでは



~ドロン~

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