最強の種族が人間だった件 ~ エルフ嫁と始める異世界スローライフ ~
リアの変化
「なるほど。そういうことでしたか……」
事情を話すと、なんとかリアは納得してくれたようである。
「しかし、驚きました。膨大な魔力を摂取した魔物が人間の姿になることがあるという話は聞いたことがあったのですが……。まさか実際に見る日が来るとは思ってもいませんでした」
リアによると、ライムが人化した原因はやはり人間族のパワーを取り込んでいたことに起因するらしい。
「人化の原因については分かったんだけど……どうして女の子の姿になったんだろ?」
やはりそこが1番気になる謎であった。
体付きなんかには少し幼さを残しているが、顔立ちは俺の好みにドストライクなんだよな。
「最初に断っておきますと、分裂を繰り返して増殖するスライム族に性別という概念はありません」
「なんだと……!?」
がーん!
こんなに美少女なのに……付けようと思えばライムは下半身に♂を付けることも可能だったわけか。
いや。
落ち着け。冷静になれ。
外見が美少女の姿であるならば、♂が付いていようと付いていまいと些細な問題じゃないか。
逆に考えろ。
むしろ付いている方が興奮する、と。
全く冷静じゃなかった!?
「おそらくライムは……本能的にそちらの方が主さまからの寵愛を受けやすいと判断したのではないでしょうか?」
「あー」
言われてみれば納得である。
たしかに俺だってモンスターよりかは、可愛い女の子の方を贔屓にしたいと思ってしまう。
もしライムが、俺の寵愛を受けるために今の姿になったのならば相当な策士である。
「ライムのことは分かった。ところでリアは何か体調に変わったところはないか? 取り込んだ聖遺物の量ならリアだって負けていないと思うんだが」
「もちろん変わりました! 私の魔力は既に10倍に膨れ上がっています。これも全て主さまのおかげです」
フフンと鼻を鳴らしながらもリアは語る。
「そ、そうか」
ちょっと残念。
俺としてはもっとこう……Fカップ(推定)のおっぱいが更にでかくなるみたいな効果を期待していたわけだが。
そうそう上手くは人間パワーも左右しないみたいである。
「あとは……視覚と聴力が大幅に強化されているのを感じます。これならば敵が侵入してきたときも早く気付くことができるでしょう」
「それは心強いな」
この家の入口は1つしかないので逃げることが出来ないが、リアが敵の存在を教えてくれたら心の準備はできるだろう。
「……主さま。下がっていてください」
唐突に警告をするリアの表情は険しいものであった。
「さっそくで悪いのですが、どうやら我々のアジトに賊が上がり込んできたようです」
「……!?」
リアに言われて耳を澄ます。
と、たしかに洞窟の中にコツコツという足音が響いているようであった。
事情を話すと、なんとかリアは納得してくれたようである。
「しかし、驚きました。膨大な魔力を摂取した魔物が人間の姿になることがあるという話は聞いたことがあったのですが……。まさか実際に見る日が来るとは思ってもいませんでした」
リアによると、ライムが人化した原因はやはり人間族のパワーを取り込んでいたことに起因するらしい。
「人化の原因については分かったんだけど……どうして女の子の姿になったんだろ?」
やはりそこが1番気になる謎であった。
体付きなんかには少し幼さを残しているが、顔立ちは俺の好みにドストライクなんだよな。
「最初に断っておきますと、分裂を繰り返して増殖するスライム族に性別という概念はありません」
「なんだと……!?」
がーん!
こんなに美少女なのに……付けようと思えばライムは下半身に♂を付けることも可能だったわけか。
いや。
落ち着け。冷静になれ。
外見が美少女の姿であるならば、♂が付いていようと付いていまいと些細な問題じゃないか。
逆に考えろ。
むしろ付いている方が興奮する、と。
全く冷静じゃなかった!?
「おそらくライムは……本能的にそちらの方が主さまからの寵愛を受けやすいと判断したのではないでしょうか?」
「あー」
言われてみれば納得である。
たしかに俺だってモンスターよりかは、可愛い女の子の方を贔屓にしたいと思ってしまう。
もしライムが、俺の寵愛を受けるために今の姿になったのならば相当な策士である。
「ライムのことは分かった。ところでリアは何か体調に変わったところはないか? 取り込んだ聖遺物の量ならリアだって負けていないと思うんだが」
「もちろん変わりました! 私の魔力は既に10倍に膨れ上がっています。これも全て主さまのおかげです」
フフンと鼻を鳴らしながらもリアは語る。
「そ、そうか」
ちょっと残念。
俺としてはもっとこう……Fカップ(推定)のおっぱいが更にでかくなるみたいな効果を期待していたわけだが。
そうそう上手くは人間パワーも左右しないみたいである。
「あとは……視覚と聴力が大幅に強化されているのを感じます。これならば敵が侵入してきたときも早く気付くことができるでしょう」
「それは心強いな」
この家の入口は1つしかないので逃げることが出来ないが、リアが敵の存在を教えてくれたら心の準備はできるだろう。
「……主さま。下がっていてください」
唐突に警告をするリアの表情は険しいものであった。
「さっそくで悪いのですが、どうやら我々のアジトに賊が上がり込んできたようです」
「……!?」
リアに言われて耳を澄ます。
と、たしかに洞窟の中にコツコツという足音が響いているようであった。
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