春夏秋冬〈シーズン〉〜異世界を翻弄する最強4人兄弟〜
第12話 〜ギルドマスター〜
「そうか。んで、どんな魔物を倒して来たんだ?何にも持ってないように見えるけど?」
「あぁーそれは…」
春斗が夏美に目を配る。夏美が「おっけー」という感じで、異空間から魔物の死体を出す。秋也と冬華はなぜか「あちゃー」っていう顔だ。
「「………え?」」
ガンバとティーナが2人して、言葉を漏らした。春斗と夏美はどうしてそうなっているか分からないらしいが,秋也と冬華はなんとなく察しているらしい。
「おッ…お前,、空間魔法を使えるのか?」
「「空間魔法?」」
「あっ…ああ。木魔法の最終派生だ。木魔法の派生を極限まで扱えるようになったものにしか使えないような魔法だ」
「ヘッ…ヘー。そーなんだ……」
「その魔法を持ってさえいれば,Aランクは硬いだろう」
「Aランク!?」
春斗が驚愕する。なんせ一気に上級冒険者になれるんだから……もちろんこのことはティーナから教わっている。知らなかった…というより忘れていた春斗と夏美は御構い無しに神級魔法と呼ばれている空間魔法を持ってないと使えない魔法を出してしまったのだ。もちろん秋也と冬華は覚えていた。
「あっ、当たり前だろ…」
「やっぱり常識知らずね……」
ガンバは驚愕を,ティーナは呆れ顔をしている。もちろん秋也と冬華もだ。
「空間魔法とは少し違って…その…スキル?で作ったんです……」
「「…………………………え???」」
本日二度目の「「……え?」」が出て来た。しかも今度は先程よりもためが長い。他の人にはこの6人の(実質4人)の会話は聞こえていない。それがまだ良かったのだろう……
「とっ、とりあえず……ギルドマスターの部屋へ行きましょう……」
「「……はい」」
春斗と夏美は少し…いや大いに諦めている。冬華と秋也はこうなることが予想できていたのだろう。
「2人はこうなる事が分かっていたのか?」
春斗が少々キレ気味?で言う。
「そーだよっ!」
秋也が元気よく答える。笑顔で!春斗の顔がほんのり赤く…いや真っ赤になっていく。
「……無敵の時間」
「分かった分かった!分かったから!そのスキルを戻して!」
秋也も春斗の怒りっぷりを見てから買うのをやめたのか…それとも最初からここで謝るつもりだったのか……それとも表情で決めたのか………なんにせよ,秋也が謝ったのはいい判断だったのだろう。
「あのー…早く行きましょう……」
ティーナは完全に空気と化していた!
「あ、はい。すいません」
4人はティーナの後ろについて行く。受付カウンターにはダークウルフの死体と、ゴブリンの左耳。カウンターには呆然と立っているガンバの姿があった。
おそらく今カウンターを見た大人たちがいるのならガンバがそれを倒したんだと思うだろう。
「コンコンッ…失礼します。ティーナです。ギルドマスターはいますか?」
ティーナがドア越しにそんなことをいう。
「どうした?」
ギルドマスターの声は,お爺ちゃんのような声だったが、何か底知れない強さがあった。秋也もそれを感じ取ったらしい。
「今日登録した冒険者の人達のうち,1人が空間魔法……本人はスキルと言ってますが、を使える人がいたので……少し,お話をと」
「うむ……入りたまえ」
そう言われると4人とティーナは中に入った。中は社長室……というより校長室みたいな場所で、高級そうなソファーと椅子。棚に並べられた資料。そして、ギルドマスターらしき人物がいるテーブルの上には山積みにされた資料がある。今もその資料に何やらサインや返事を書いている。そして、そのギルドマスターはなんと“ビースト”だった。恐らくネコ科の動物だろう。白い髪の毛に白く長く伸びたヒゲ。老眼鏡の奥にはゆったりとした…けれど何か歴戦の戦士のような目が宿っている。シワが多いので恐らく70歳は超えているのだろう。
「君たちがその言っていた冒険者かね?」
ギルドマスターは書くのをやめてこちらを見た。
「私の名前は『ハツ』という。よろしく頼む。して、その空間魔法を持っているのは……」
ギルドマスター改めハツがこちらを詳しく観察している。これだけで分かるのか?という疑問を持ちながら。
「……!?……!?…!?.!?」
1人1人観察するたびに驚愕をあらわにする。その姿を見てティーナはとても驚いている。
「……まさか,そこまでとは……」
「どうかなさいましたか?」
ティーナが心配しながらハツに聞いた。
「いや、少々驚いただけだ。……ふー。…」
ハツが深呼吸する。何があったんだろうか
「先に言う。わしは鑑定スキル持ちじゃ」
そこで4人は「あぁ」となった。恐らく俺たちのステータスを見て驚いているんだと……
そこで,ティーナが口を開く
「そ…そんなに彼らのステータスがすごかったのですか?」
「1人1人,面白いエクストラスキルを持っている……それも1人最低でも4つ…」
「あぁーそれは…」
春斗が夏美に目を配る。夏美が「おっけー」という感じで、異空間から魔物の死体を出す。秋也と冬華はなぜか「あちゃー」っていう顔だ。
「「………え?」」
ガンバとティーナが2人して、言葉を漏らした。春斗と夏美はどうしてそうなっているか分からないらしいが,秋也と冬華はなんとなく察しているらしい。
「おッ…お前,、空間魔法を使えるのか?」
「「空間魔法?」」
「あっ…ああ。木魔法の最終派生だ。木魔法の派生を極限まで扱えるようになったものにしか使えないような魔法だ」
「ヘッ…ヘー。そーなんだ……」
「その魔法を持ってさえいれば,Aランクは硬いだろう」
「Aランク!?」
春斗が驚愕する。なんせ一気に上級冒険者になれるんだから……もちろんこのことはティーナから教わっている。知らなかった…というより忘れていた春斗と夏美は御構い無しに神級魔法と呼ばれている空間魔法を持ってないと使えない魔法を出してしまったのだ。もちろん秋也と冬華は覚えていた。
「あっ、当たり前だろ…」
「やっぱり常識知らずね……」
ガンバは驚愕を,ティーナは呆れ顔をしている。もちろん秋也と冬華もだ。
「空間魔法とは少し違って…その…スキル?で作ったんです……」
「「…………………………え???」」
本日二度目の「「……え?」」が出て来た。しかも今度は先程よりもためが長い。他の人にはこの6人の(実質4人)の会話は聞こえていない。それがまだ良かったのだろう……
「とっ、とりあえず……ギルドマスターの部屋へ行きましょう……」
「「……はい」」
春斗と夏美は少し…いや大いに諦めている。冬華と秋也はこうなることが予想できていたのだろう。
「2人はこうなる事が分かっていたのか?」
春斗が少々キレ気味?で言う。
「そーだよっ!」
秋也が元気よく答える。笑顔で!春斗の顔がほんのり赤く…いや真っ赤になっていく。
「……無敵の時間」
「分かった分かった!分かったから!そのスキルを戻して!」
秋也も春斗の怒りっぷりを見てから買うのをやめたのか…それとも最初からここで謝るつもりだったのか……それとも表情で決めたのか………なんにせよ,秋也が謝ったのはいい判断だったのだろう。
「あのー…早く行きましょう……」
ティーナは完全に空気と化していた!
「あ、はい。すいません」
4人はティーナの後ろについて行く。受付カウンターにはダークウルフの死体と、ゴブリンの左耳。カウンターには呆然と立っているガンバの姿があった。
おそらく今カウンターを見た大人たちがいるのならガンバがそれを倒したんだと思うだろう。
「コンコンッ…失礼します。ティーナです。ギルドマスターはいますか?」
ティーナがドア越しにそんなことをいう。
「どうした?」
ギルドマスターの声は,お爺ちゃんのような声だったが、何か底知れない強さがあった。秋也もそれを感じ取ったらしい。
「今日登録した冒険者の人達のうち,1人が空間魔法……本人はスキルと言ってますが、を使える人がいたので……少し,お話をと」
「うむ……入りたまえ」
そう言われると4人とティーナは中に入った。中は社長室……というより校長室みたいな場所で、高級そうなソファーと椅子。棚に並べられた資料。そして、ギルドマスターらしき人物がいるテーブルの上には山積みにされた資料がある。今もその資料に何やらサインや返事を書いている。そして、そのギルドマスターはなんと“ビースト”だった。恐らくネコ科の動物だろう。白い髪の毛に白く長く伸びたヒゲ。老眼鏡の奥にはゆったりとした…けれど何か歴戦の戦士のような目が宿っている。シワが多いので恐らく70歳は超えているのだろう。
「君たちがその言っていた冒険者かね?」
ギルドマスターは書くのをやめてこちらを見た。
「私の名前は『ハツ』という。よろしく頼む。して、その空間魔法を持っているのは……」
ギルドマスター改めハツがこちらを詳しく観察している。これだけで分かるのか?という疑問を持ちながら。
「……!?……!?…!?.!?」
1人1人観察するたびに驚愕をあらわにする。その姿を見てティーナはとても驚いている。
「……まさか,そこまでとは……」
「どうかなさいましたか?」
ティーナが心配しながらハツに聞いた。
「いや、少々驚いただけだ。……ふー。…」
ハツが深呼吸する。何があったんだろうか
「先に言う。わしは鑑定スキル持ちじゃ」
そこで4人は「あぁ」となった。恐らく俺たちのステータスを見て驚いているんだと……
そこで,ティーナが口を開く
「そ…そんなに彼らのステータスがすごかったのですか?」
「1人1人,面白いエクストラスキルを持っている……それも1人最低でも4つ…」
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