春夏秋冬〈シーズン〉〜異世界を翻弄する最強4人兄弟〜
第15話 〜依頼〜
「本当かそれは!?」
ハルトが興奮気味にフユカに聞く。ハルトにとっては魔法というのは一度は願った憧れであり、ロマンである。そんな代物を今、フユカが使えるようになった……そうなったら興奮せざるおえないだろう。
「う…ん……さっき、“水魔法”を教えてもらっ…て、やったら出来た。簡単」
「俺にもできるかなー」
「絶対…できる!」
フユカが勢いよく告げる。「ほんとは3日くらいかかるんだけどなー…………」っと、おっさんが言っているような気がするが無視だ、無視!
「取り敢えず春兄!今日はクエスト……この異世界じゃ依頼って言うけど、とにかくそいつをやろーぜッ!」
アキヤが笑顔で、尚且つ、絶対やるよな。という、確信の顔でそう告げた。勿論ハルトの答えは…
「イエス!!」
依頼…クエスト……ゲームなどでもよく使われる言葉で、訓練の疲れを癒すため(集中力、頭の回転を良くするためとも本人は言っている)にゲームを大人買いしまくり、深夜まで没頭しまくっていたハルトにとっては、やらないという選択肢はそもそも無かった。
そこまで考えての笑顔だった……
「ちなみに、どんな依頼を受けるつもりなんだ?」
「う〜ん、そろそろ俺たちも魔物と戦いたいし、春兄にばかりいいとこを持っていかれたくないから、特訓的な感じで、簡単な討伐依頼を受けようと思ってるんだ」
アキヤが手を組み、考えるようなそぶりを見せながらそう言った。たしかにハルトまではいかなくとも魔法や魔物で溢れかえっている異世界。戦いたいという気持ちもあっていいと思う。
「お前らはどうやって戦おうと思ってるんだ?」
「俺はいずれスパイみたいな特殊部隊とかを作って見たいから隠密系の戦い方」
アキヤはスパイ、忍者のような戦い方をするようだ。
相手の脅しは恐らくバッチリだと思うから、教えることは暗器の使い方と念のための足技などだな。
「私はとにかく銃とかゴーレムとか作って戦うわ。自分で戦うなんて、天地がひっくり返っても考えない事だわ」
ナツミがジュースを飲むのをやめてそう言った。最後らへんが少し、元気がなかったのは気のせいだと思いたい……とにかくナツミはゴーレムなどを作るのか…てことは完全に遠距離型だ。ゴーレムに乗るという手もある。汎用性が高い戦い方だ。
「わっ…私は、これから…魔法を勉強…する。この世界の魔法,、数学とかプログラミングと一緒、すぐ慣れる……」
フユカがいつも通りの口調で答える。フユカは不器用なだけであって、プログラミングなど,パソコンは普通に,人並み以上には使える。ただ、物を作るのが苦手なだけだ。それに、フユカは普通、あまり親しくない人がいる場所では口すら開かない。てことは、ガンバのことは信用しているということだ。
まぁ、アキヤに聞いたんだと思うけど……
「取り敢えず、俺とアキヤはどっちかっていうと近距離戦で、フユカとナツミは遠距離戦闘になるってことだな。俺たちがヘイトを溜めている間にアキヤが殺る。アキヤなら……まぁ、大丈夫だよな」
「問題なし!」
ハルトはアキヤに魔物…つまり生き物を殺す覚悟はあるか……という事を聞こうとしたんだろうが,そこは流石の信頼関係。アキヤなら大丈夫だ、と考える。
勿論,フユカもナツミも同じだ。ただ一つ勘違いしないで欲しいのは,4人は生き物を殺す事に罪悪感が無いわけではない。ただ。普通の人違うのは覚悟だ。
あっちの世界(地球)はいつも通りの平和。当然,人、生き物を殺す機会なんて,狂っている人以外には当然なく、覚悟なんかしていない……する必要がなかった。しかし4人は違う。常に命を狙われていた身。4人の力を合わせて世間には出ていなかったが、何も策を練っていなければ,他の国を圧倒できる武器や機会を作らされていただろう。だから4人は覚悟をしている。もし,僕たちの身が危険になったら,構わず無力化すると……
そんな昔話など置いといて……とにかく今は異世界の4人を見てみよう。
「んで、どこに行って、誰を何匹倒して、報酬はどれくらいなのか、期間はどれくらいなのか……を教えてくれ」
「行くのは“サー大草原”の中にある村で、名前は“ササ村”今回の敵はオーク。最低限の討伐数は5体。報酬は5000ラド、5体以上の討伐によりボーナスで1000ラドずつ
追加。期限は1週間以内
「オークってどんなやつなんだ?ゲームによって大きさとか強さとかが全然違うからな……」
「ゲームってのがなんのことかは知らんが、オークって言えば初心者殺しと呼ばれている魔物だな。大きさはゴブリンよりちょっと大きいくらいで、強さはダークウルフくらいだな。ゴブリンと似てるから見た目的には弱そうだが、一発一発の攻撃が重く、素人が当たれば骨が折れる事は確定。運が悪けれゃ命も落とすと言われている魔物だ」
忘れていたかもしれないが、一応ガンバも{6}ランクの冒険者なのだ。それなりに情報はある。
次にすることといえば……
「んじゃあ、行くか!」
行動だ。
「「「「おおぉ!」」」」
ハルトの声に合わせ、4人も声をあげる。
いざ行かん!オークを倒しに“ササ村”へ!
「そーいえば、ガンバってついてくるのか?」
「………」
ハルトが興奮気味にフユカに聞く。ハルトにとっては魔法というのは一度は願った憧れであり、ロマンである。そんな代物を今、フユカが使えるようになった……そうなったら興奮せざるおえないだろう。
「う…ん……さっき、“水魔法”を教えてもらっ…て、やったら出来た。簡単」
「俺にもできるかなー」
「絶対…できる!」
フユカが勢いよく告げる。「ほんとは3日くらいかかるんだけどなー…………」っと、おっさんが言っているような気がするが無視だ、無視!
「取り敢えず春兄!今日はクエスト……この異世界じゃ依頼って言うけど、とにかくそいつをやろーぜッ!」
アキヤが笑顔で、尚且つ、絶対やるよな。という、確信の顔でそう告げた。勿論ハルトの答えは…
「イエス!!」
依頼…クエスト……ゲームなどでもよく使われる言葉で、訓練の疲れを癒すため(集中力、頭の回転を良くするためとも本人は言っている)にゲームを大人買いしまくり、深夜まで没頭しまくっていたハルトにとっては、やらないという選択肢はそもそも無かった。
そこまで考えての笑顔だった……
「ちなみに、どんな依頼を受けるつもりなんだ?」
「う〜ん、そろそろ俺たちも魔物と戦いたいし、春兄にばかりいいとこを持っていかれたくないから、特訓的な感じで、簡単な討伐依頼を受けようと思ってるんだ」
アキヤが手を組み、考えるようなそぶりを見せながらそう言った。たしかにハルトまではいかなくとも魔法や魔物で溢れかえっている異世界。戦いたいという気持ちもあっていいと思う。
「お前らはどうやって戦おうと思ってるんだ?」
「俺はいずれスパイみたいな特殊部隊とかを作って見たいから隠密系の戦い方」
アキヤはスパイ、忍者のような戦い方をするようだ。
相手の脅しは恐らくバッチリだと思うから、教えることは暗器の使い方と念のための足技などだな。
「私はとにかく銃とかゴーレムとか作って戦うわ。自分で戦うなんて、天地がひっくり返っても考えない事だわ」
ナツミがジュースを飲むのをやめてそう言った。最後らへんが少し、元気がなかったのは気のせいだと思いたい……とにかくナツミはゴーレムなどを作るのか…てことは完全に遠距離型だ。ゴーレムに乗るという手もある。汎用性が高い戦い方だ。
「わっ…私は、これから…魔法を勉強…する。この世界の魔法,、数学とかプログラミングと一緒、すぐ慣れる……」
フユカがいつも通りの口調で答える。フユカは不器用なだけであって、プログラミングなど,パソコンは普通に,人並み以上には使える。ただ、物を作るのが苦手なだけだ。それに、フユカは普通、あまり親しくない人がいる場所では口すら開かない。てことは、ガンバのことは信用しているということだ。
まぁ、アキヤに聞いたんだと思うけど……
「取り敢えず、俺とアキヤはどっちかっていうと近距離戦で、フユカとナツミは遠距離戦闘になるってことだな。俺たちがヘイトを溜めている間にアキヤが殺る。アキヤなら……まぁ、大丈夫だよな」
「問題なし!」
ハルトはアキヤに魔物…つまり生き物を殺す覚悟はあるか……という事を聞こうとしたんだろうが,そこは流石の信頼関係。アキヤなら大丈夫だ、と考える。
勿論,フユカもナツミも同じだ。ただ一つ勘違いしないで欲しいのは,4人は生き物を殺す事に罪悪感が無いわけではない。ただ。普通の人違うのは覚悟だ。
あっちの世界(地球)はいつも通りの平和。当然,人、生き物を殺す機会なんて,狂っている人以外には当然なく、覚悟なんかしていない……する必要がなかった。しかし4人は違う。常に命を狙われていた身。4人の力を合わせて世間には出ていなかったが、何も策を練っていなければ,他の国を圧倒できる武器や機会を作らされていただろう。だから4人は覚悟をしている。もし,僕たちの身が危険になったら,構わず無力化すると……
そんな昔話など置いといて……とにかく今は異世界の4人を見てみよう。
「んで、どこに行って、誰を何匹倒して、報酬はどれくらいなのか、期間はどれくらいなのか……を教えてくれ」
「行くのは“サー大草原”の中にある村で、名前は“ササ村”今回の敵はオーク。最低限の討伐数は5体。報酬は5000ラド、5体以上の討伐によりボーナスで1000ラドずつ
追加。期限は1週間以内
「オークってどんなやつなんだ?ゲームによって大きさとか強さとかが全然違うからな……」
「ゲームってのがなんのことかは知らんが、オークって言えば初心者殺しと呼ばれている魔物だな。大きさはゴブリンよりちょっと大きいくらいで、強さはダークウルフくらいだな。ゴブリンと似てるから見た目的には弱そうだが、一発一発の攻撃が重く、素人が当たれば骨が折れる事は確定。運が悪けれゃ命も落とすと言われている魔物だ」
忘れていたかもしれないが、一応ガンバも{6}ランクの冒険者なのだ。それなりに情報はある。
次にすることといえば……
「んじゃあ、行くか!」
行動だ。
「「「「おおぉ!」」」」
ハルトの声に合わせ、4人も声をあげる。
いざ行かん!オークを倒しに“ササ村”へ!
「そーいえば、ガンバってついてくるのか?」
「………」
コメント