~魂~ IN OUR SELF

うみかぜ

第36話 翌日

リョウとガールナーは自分の部屋に案内されて長い1日が終わった。






リョウ、ガールナーはあらかじめ地図を持たされ、6時にある場所に呼び出された。
「どうやら、『トレーニングルーム』というところに集合らしい。」
「えっと、ここかな?」
着いた場所は巨大なドアの目の前だった。

(ビィ〜ィン)



ドアの上に画面が表示された。そこにはオドマーテスが写っている。
『2人ともよくきたな。では、今からお主らにどうしてもらうか説明しよう。』

リョウとガールナーは耳を傾ける。

『まず、このドアを開け、入ったら1番真ん中まで行き入った来た方のドアを向き目を瞑れ。以上だ。』
(ビィ〜ィン)

「??」

リョウとガールナーはとりあえず言われた通りにしてみた。






「あと、ドアの方向いて目瞑るんだろ?」
『そうね。何が起こるのかしら。』

……





(シーン……)





『オドマーテスの家へようk』
(ヴァン!!)

!?!?



「あっぶねぇ……。なんだ今の。」

「すいません……」

『リョウの反射による攻撃じゃな。コントロールがまだできていないんじゃ。でも、さすがワシの元弟子じゃ。よく避けた。』
「先生!」
「ちょっと俺の元弟子もいるんだけど、」
『カルハさん!? 』 「マスター!」
「ちょっとみなさん、ごちゃ混ぜに話さないでくださいよ。混乱してしまいます。」
と、リョウが言った。




『みんな、一旦落ち着こう。こちらに座っておくれ。』
『いやー。みんなすまない。これはちょっとしたサプライズのつもりじゃった。』

オドマーテスが詳しく話し出す。

『まず、みんなに誰が誰だか紹介しよう。今、こっちにいるこの2人がリョウとガールナー。武道家志望と、魔法使いじゃ。そして、リョウ達の隣にいるもう2人が、ワシとカルハの元弟子、「ハヤミ」と「ゴーウィル」』

ハヤミは笑顔が素敵なお兄さん的存在で爽やかなイメージ。怒るとお兄さんではなく鬼さんになる。武道家である。

ゴーウィルは軽いツンデレ女子。ツインテールが似合う。

「ハヤミ」はオドマーテスの弟子であり、「ゴーウィル」はカルハの弟子である。

「オドマーテスさん1つ疑問です。」
『なんじゃ?』
リョウは気になっていたことを話す。

「そこのオドマーテスさんの隣にいる女性は本当にカルハさんなのですか?それにしては昨日とだいぶ雰囲気と口調が違いますが。」

「あー。俺二重人格だから。そこのところよろしくな。後、この際だから言っておくが、オドマーテスは俺の「父親」だ。」



「えぇ……」




カルハは、1つの人格は執事らしい丁寧な優しい話し方と雰囲気。
もう1つの人格は雑な喋り方と怖めの雰囲気だ。そして、一人称が「私」から「俺」になるらしい。









「」←ゴーウィル
『』←ハヤミ

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