異能バトルの絶対王者が異世界落ち
突入 敵城へ
空に光。
敵に占領されている城から火球が上がり落下。
地面を走るライス達を襲う。
しかし、ライス達は減速しない。加速した速度をそのままに、攻撃を開始する。
俺とアスカは離れた場所でその戦いを確認しながら————
「いくぞ。しっかり捕まっているよ!喋ると舌を噛むぞ」
「はい!」
戦車のアクセルを―———加速させる。
一気に城壁が目前に近づく。壁と戦車が衝突する直前――――
それを――――壁を―———
異能『物理破壊』
破壊した。
異能『アリアドネの赤い糸』
『物理破壊』の直後に『アリアドネの赤い糸』を発動する。
糸の先にキョウジを感知。それとは別に、さらにもう1本。
近くにいる兵士たちを拘束しながら、城内で戦車を走られていく。
城内が物理的に揺れる。
城内を『物理破壊』で破壊しながら進む。
そうして————破壊した扉の向こう側にキョウジがいた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
前輪を上げ、ウィリー走行。
そのまま戦車でキョウジに突っ込む。
ギリギリでアスカと共に飛び降り、着地より早くアスカを抱きかかえると、地面に両足を付ける。
所謂、お姫様抱っこの状態だ。
無人になった戦車はキョウジに―———
切断される。
接触の瞬間、縦に1本線が通り————
真っ二つに切断され、キョウジの体を避けるように通過していく。
爆発
炎を背後にキョウジの体がユラユラと揺れている。
やはり、『瞬間移動』と『異能の剣』以外の能力か。
武器は使った様子はない。それに昨日、俺が叩き折ってやった腕は布で吊られて固定されている。
武器が使えるコンディションではないだろう。
「『異能殺し』なぜ、呪詛が効いていない?」
「さぁな。俺にもわからんよ」
「……」とキョウジは何かを考えたかと思うと「『瞬間移動』を封じたのはお前の仕業か?」
「それはその通りだ。再び『瞬間移動』を使いたければ俺を殺すしかない」
これは嘘だ。 キョウジは前回の戦いで糸を切断している。
足の小指に巻き付けた糸の存在に気づけばすぐに『瞬間移動』を使えるようになるだろう。
異能『猛牛の迷宮』
異能による結界を周辺に広げる。
敵はキョウジのみ。俺の背後にはアスカがいる。
おそらく、キョウジの異能は不可視の刃。
『瞬間移動』『異能の剣』『不可視の刃』
『瞬間移動』によりヒット&アウェイ戦法が基本戦術なら、俺のように身体能力強化系は持っていないかもしれない。
いくらカルマ値が高くても保有できる異能の数には限界がある。
俺のように9つの異能を持っているの珍しい。
それは俺の場合は汎用性を高くするために強力な能力を身につけなかったからだ。……例外を除いてだが……
質より量の能力ビルド―――それに対してキョウジの能力ビルドは質の能力ビルドだ。
その3つの能力は、どれも強力な効果だ。
しかし、あと1つくらいは切り札となる能力を持っていてもおかしくない。
じり―――
じり―———
互いに間合いが縮まっていく。
(くる!)
糸から伝わる感情が爆発した。
「……ギリギリで避けただと?『異能殺し』……我が刃 『白朧剣』が見えるのか?」
「ふっ……それが『不可視の剣』の真名か。もちろん、見えない。だが俺が見えるのは貴様の感情だ」
「ぬっ……戯言を抜かすな!」
キョウジは不可視の剣————『白朧剣』を振り回す。
恐ろしい能力だ。
『瞬間移動』と組み合わせて使えば、誰も防げないだろう。
初対決の時に使われていたら俺もやられていた……はずだ。
けど―――
だったら―———
なぜ、今まで使わなかった?
条件があるのだ。
俺の能力のいくつかが『××××(封印状態)』となったのと同じで―———使用条件がある。
「なぁ、その『白朧剣』に使用条件があるだろ?」
「……っ! それを教えると思うか?」
「やはり、条件があるな。 しかし―———」
「ぬっ! 貴様!?」と怒声をあげた。
俺の糸がキョウジの体に巻き付いていく。それをキョウジは『白朧剣』で切り裂いて―———
異能『赤き閃光』
俺は、キョウジが『白朧剣』の使用中に接近した。
「その能力は連続して使えないだろ?」
俺は拳を振るった。
敵に占領されている城から火球が上がり落下。
地面を走るライス達を襲う。
しかし、ライス達は減速しない。加速した速度をそのままに、攻撃を開始する。
俺とアスカは離れた場所でその戦いを確認しながら————
「いくぞ。しっかり捕まっているよ!喋ると舌を噛むぞ」
「はい!」
戦車のアクセルを―———加速させる。
一気に城壁が目前に近づく。壁と戦車が衝突する直前――――
それを――――壁を―———
異能『物理破壊』
破壊した。
異能『アリアドネの赤い糸』
『物理破壊』の直後に『アリアドネの赤い糸』を発動する。
糸の先にキョウジを感知。それとは別に、さらにもう1本。
近くにいる兵士たちを拘束しながら、城内で戦車を走られていく。
城内が物理的に揺れる。
城内を『物理破壊』で破壊しながら進む。
そうして————破壊した扉の向こう側にキョウジがいた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
前輪を上げ、ウィリー走行。
そのまま戦車でキョウジに突っ込む。
ギリギリでアスカと共に飛び降り、着地より早くアスカを抱きかかえると、地面に両足を付ける。
所謂、お姫様抱っこの状態だ。
無人になった戦車はキョウジに―———
切断される。
接触の瞬間、縦に1本線が通り————
真っ二つに切断され、キョウジの体を避けるように通過していく。
爆発
炎を背後にキョウジの体がユラユラと揺れている。
やはり、『瞬間移動』と『異能の剣』以外の能力か。
武器は使った様子はない。それに昨日、俺が叩き折ってやった腕は布で吊られて固定されている。
武器が使えるコンディションではないだろう。
「『異能殺し』なぜ、呪詛が効いていない?」
「さぁな。俺にもわからんよ」
「……」とキョウジは何かを考えたかと思うと「『瞬間移動』を封じたのはお前の仕業か?」
「それはその通りだ。再び『瞬間移動』を使いたければ俺を殺すしかない」
これは嘘だ。 キョウジは前回の戦いで糸を切断している。
足の小指に巻き付けた糸の存在に気づけばすぐに『瞬間移動』を使えるようになるだろう。
異能『猛牛の迷宮』
異能による結界を周辺に広げる。
敵はキョウジのみ。俺の背後にはアスカがいる。
おそらく、キョウジの異能は不可視の刃。
『瞬間移動』『異能の剣』『不可視の刃』
『瞬間移動』によりヒット&アウェイ戦法が基本戦術なら、俺のように身体能力強化系は持っていないかもしれない。
いくらカルマ値が高くても保有できる異能の数には限界がある。
俺のように9つの異能を持っているの珍しい。
それは俺の場合は汎用性を高くするために強力な能力を身につけなかったからだ。……例外を除いてだが……
質より量の能力ビルド―――それに対してキョウジの能力ビルドは質の能力ビルドだ。
その3つの能力は、どれも強力な効果だ。
しかし、あと1つくらいは切り札となる能力を持っていてもおかしくない。
じり―――
じり―———
互いに間合いが縮まっていく。
(くる!)
糸から伝わる感情が爆発した。
「……ギリギリで避けただと?『異能殺し』……我が刃 『白朧剣』が見えるのか?」
「ふっ……それが『不可視の剣』の真名か。もちろん、見えない。だが俺が見えるのは貴様の感情だ」
「ぬっ……戯言を抜かすな!」
キョウジは不可視の剣————『白朧剣』を振り回す。
恐ろしい能力だ。
『瞬間移動』と組み合わせて使えば、誰も防げないだろう。
初対決の時に使われていたら俺もやられていた……はずだ。
けど―――
だったら―———
なぜ、今まで使わなかった?
条件があるのだ。
俺の能力のいくつかが『××××(封印状態)』となったのと同じで―———使用条件がある。
「なぁ、その『白朧剣』に使用条件があるだろ?」
「……っ! それを教えると思うか?」
「やはり、条件があるな。 しかし―———」
「ぬっ! 貴様!?」と怒声をあげた。
俺の糸がキョウジの体に巻き付いていく。それをキョウジは『白朧剣』で切り裂いて―———
異能『赤き閃光』
俺は、キョウジが『白朧剣』の使用中に接近した。
「その能力は連続して使えないだろ?」
俺は拳を振るった。
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