引きこもりが勇者になっちゃった!?

ナナフシ郷五郎

突然に

4月それは学生、社会人が新たな道にあるいは次の道に進む時期だ。
だがしかし、この少年はずっと同じ道にいた……
「はる君!そろそろ学校に行きなさいよ」
「ごめん!お母さん今それどころじゃないの〜ボス戦で苦戦中なんだって!」
この腐った少年の名は 梶谷瑶かじたにはる
この少年は今まで学校に恐怖を感じずっと家に引きこもっていた唯一家から出る時は、新しいラノベなどコンビニに行く時くらいだ
「はる君〜お母さん仕事行ってくるからねもし行けるなら頑張って行きなよ!」
「はいは〜い!行ってらっさい!!」
扉が開きそして閉まる音鍵がかかる音がした途端
「さぁ〜パーティだ!!」
瑶は、いつも以上にテンションが高かった
「今日は、コンビニ言って飯買ってから裏ボス討伐までいくかぁ」
瑶は、コンビニに向い歩き出した………
「あれ?目眩か…まぁ寝ないでゲームやってりゃ目眩もするか。」
とその時、瑶の視界に黒い靄が
「ちょっと待てやべぇよこれ失明とかやめてよ?」
瑶は、冷静を装って内心はものすごく焦っていた
そして恐る恐る目を閉じそして開ける行為をした
「あ、よかった失明してな………」
そう言おうとしたが瑶は、動揺を隠せなかった
「なんだ?俺ってコンビニ向かってて…どこだここ…」
あまりにも突然の出来事でさすがの瑶も冷静を装うのを忘れていた
「待て待て考えろ……この風景は見たことないし世界にこんな国があるのかとか知らないけど無いはずだ」
大体こうゆう所に飛ばされるとアニメを見すぎている人は、こう予測するんだろうなと思う
「ここは……そう!異世界!やったぁあ!1度来てみたかったんだよな!」
「ぎゃぁぁぁあ」
「ん?悲鳴?何処だ!?」
悲鳴のなった方に足を進める。近ずくにつれ異臭が漂う
「うっ、」
鼻を突くような鉄の匂い
『臭い、臭い、臭い、臭い、臭い、臭い』
「なんだこの匂いは……」
足元に水の感覚
ピチャ
効果音と共に下を向く
突然の嗚咽
「うあぁぁぁぁぁぁ」
「おぇ」
嘔吐した……
そこには、人らしきものの臓物が撒き散らされていた
明らかに噛みちぎられたような感じだった
草むらをかきわける音…こっちに近ずいてくる事に気づかない
もう、それどころじゃない
涙、胃液、鼻水、唾液が体内から湧き出てくる
「な…んだ…よこれ…」
そしてようやく何かが近くにいることに気づいた
そこには犬?狼?どちらかわからない獣がいた
その獣は、鳴き口からヨダレをたらし睨みつける
「や…やめれくらさい…お願いします。」
ただひたすらに謝った
謝ることしかできなかった
だが、獣はそんな事気にしないかのように飛びかかってくる
ここで終わってしまうと思った……
目をつぶった………
だが痛みを感じない。ギャ!
獣の苦しむ声?
疑問でしかない突如獣があんな声をあげるなんて
恐る恐る目を開けた
「大丈夫?」
目の前にいたのは、可愛らしい少女とその保護者のような男
「あぇ?」
これを言うのが精一杯だった意識が遠のいていった……
目が覚めるとそこは、見知らぬベットの上だった
「あら、目が覚めたのね少しまっててお父様を呼んでくるから」
「あ、ありがとう」
ガチャ    扉の開く音
「目が覚めましたか、さぞ怖かったでしょう悲鳴が聞こえて見に行ったときには、あの状況だった。もっと早く行けていれば。」
「いいえ、助けていただいただけでも……」
「もう1人は、あなたの友人ですかな?」
「いいえ、知らない人です僕も悲鳴が聞こえたので行ったらあの状況で……」
「そうでしたか。」
「1ついいですか?」
「なんですかな?この老人に答えられる事なら何なりと」
「あの、獣は何なのですか?」
「あれは、ガルバンスと言う生き物ですが知らないのですか?」
「ここに来たばっかりで何も……」
「そうですか、では私たちの事も知らないのですね」
「はい。」
「私とこの孫は、獣かつ魔獣討伐隊の指揮をしている者です」
「そうなんですか!」
「はい、私は、リーズル・ワルトリル。そして孫のルイール・ワルトリルです」
「よろしくお願いします。リーズルさん」
「あなた様の名前は?」
「あ、まだ自己紹介してませんでしたね梶谷瑶です」
「え?カジタニハル?」
「はいそうですよ!」
「カジタニが名前ですかな?」
「いえいえ、ハルが名前です」
「じゃあーハル君だねー」
「こら!ルイールお客様になんて口を!」
「あ、リーズルさん気にしなくて大丈夫ですよ!」
「そうでございますか、では改めてよろしくお願いします。ハル様」
「よろしくねー!ハール君!」
「うん!よろしく!リーズルさん、ルイールちゃん!」

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