鋏奇蘭舞

炎舞

誰が為に舞う桜 解説

私はあることに嘆いた。遺伝子操作等の技術である。

自然な状態で秩序もバランスも取れていて、これ以上手を加える必要もないのに、人間は自分達により・・都合の良いように生命を変え、うまく行かなければ更に変え、とうとう戻せなくなって捨て置く。害を及ぼしたら、まるでその生物が悪いかのように排除する。

「生物を人間が変えることになんの意味があるのか」

私は多少の憤りを交えてこの話を書いた。

ここで描いている少年は理想像である。社会的には不利かもしれないが、上に記したような意味のない人間の活動に、興味を持つ必要は無いのである。

生徒達は言うまでもなく最近の人々である。流行りに乗っかり、すぐに不満をつのらせ、飛びつくものが無ければ何をするにも無く、流行が来るまで待つ。

私はそうはなりたくない。あなた方にもそうなって欲しくない。

もしかしたら既に手遅れかもしれないが。

〈了〉

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