鋏奇蘭舞

炎舞

雀の涙 解説

 私は昔からあることを疑問に思っていた。よく量が少ない事を「雀の涙」に例えられるが、果たして「雀の涙」は本当に少ないのだろうか、という事である。

 雀の涙の量が少ないと、誰が分かるだろうか。いや、そもそも、雀は泣くのだろうか。もしかしたら、誰かが雀が涙をこぼすところを見て、その量が少ない事を知ったのかもしれない。だが、そんな人はいないか、或いは認識されないほど少数であろう。また、雀が泣くとしたら、どんなときに流すのだろうか。そもそも、鳥には感情があるのだろうか。一滴づつ零すのだろうか。もしかして滝のように流すのだろうか。

 そういった疑問をこの話の執筆に全てぶつけた。初投稿になるが、私は決してサディストというわけではなく、また気が違っているわけでもない。

 願わくば、鳥や動物たちは人間の手により不幸になるよりは、幸せでいてほしいのだ。

 私の抱いたようなくだらない疑問で、誰かが不幸になってほしくないのだ。




〈結〉

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