TS転生したら百合百合するしかない!!!

キルル屋さん

-4話-魔法の成功と魔力切れ


初めて魔法が成功した
私は嬉しくてたまらなかった
だからだろうか手のひらにあった火は
消えた

消えた時はあせったが
よく本を読んでみると

魔法は一定の魔力を流さないと消えるらしい

しかしそんな事はどうでもよかった
初めて魔法が成功したんだ
これが嬉しくない訳がない

調子に乗ってた私は他の属性も試してみる事にした

『水よ手に宿れウォーター』

そう唱えると水の塊が手にあった

しかしまたすぐ消えた
分からなかった
今回はちゃんと魔力を流してたのに

あれ?めまいがする...どう...し.....て




目が覚めるとベッドの上だった
たしか魔法を2回使ったら
めまいがして....
おかしいそこから先の記憶がない
ならどうやってここまで来た?

答えはすぐにわかった

「あら、目が覚めたのね。本を読むのはいいけどあんなところで寝たら、風邪ひくわよ」

犯人は母さんだった

「どの位寝てたの?」

母さんに聞いてみた

「大体半日ね」

な...ん...だと!?

たしか2回目を使ったのは12時位だから今は夜か
結構長い間寝てたんだな

「とにかく母さんはもう寝るわ、おやすみアリア」

「おやすみなさいお母さん」

そう言うと母さんは出て行った

さて、そろそろ倒れた原因を考えてみようと思う
とりあえず本を読んでみるか
そう思い本を探すがこの部屋にはないようだ
もしかして書斎の中なのか?
だとすると面倒だ
なぜなら、書斎に行くには母さん達の部屋の
前を通らなくてはならない

どうやって通るか

その事ばかり考えていた
しかし、いい案なんて思いつく筈も無く
時間だけが過ぎていった




30分後

そこで気がついた、確かこの部屋の隣は
母さん達の部屋だ
そしてそしてよく耳をすますと
隣からは何も聞こえない
もしかすると
2人共寝たのかもしれない
だとしたらチャンスだ
幸いにも私は1人で歩ける(親はまだ知らない)

となれば行くしかない




廊下を歩く足音をたてないように
差し足 抜き足 忍び足ってな
ようやくついた足音をたてないよう
慎重に来た為いつもより
時間がかかった
だが目的のぶつはすぐそこだ

戸を開ける音をたてないように慎重にだ

苦戦したがなんとか私が通れる位の隙間は
空いている
その隙間から侵入する

入ったはいいが
あの本がどこもあるのかを知らない
くそっと内心言いつつも探す
とりあえず倒れた辺りからだ

ふふ、どうやら私は運がいいらしい
なんと倒れた所にそのまんま
置いてあるではないか
しかも窓から入り月明かりでそこだけ照らされていた
まるで見つけろ・・・・と言わんばかりだった
これを持って帰れば終わりだ




結果から言うと帰りは簡単だった
なにせ足音たてない様に
帰るだけだからな

そして、今ベッドでランプを灯しながら
本を読んでいるのだが
目的のページがなかなか見つからない
なぜかって?
そりゃ目次がないからな
結果として10分程経って
ようやく目的のページにたどり着いのだった
そこに書いてあったのは

『 魔力切れとは』

というものだった

そこに書いていあるのはこんな事だった

『魔力切れとは体内にある魔力が0になる事を指し
気を失う事を言う。主な原因は魔法の使い過ぎである。』

なるほどな
そういう事だったのか

重要な事を確認出来た私は寝るのであった

その時刻1時30分

この年齢にしては遅すぎるものだった



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