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劣等魔法の黙示録

雨草ハルタ

300年後の世界と出会い

世界の終わりから300年。この世界は魔力と呼ばれるもので溢れていた。そして、滅びた世界でその世界は独自の進化を遂げていた。

それまで、知力の低かった生物たちが魔力の影響で凄まじいスピードで進化を遂げた。二足歩行で歩き、火を使うことを覚え、文字を発明し、文明を築いた。

彼らは獣人。動物が高い知能を得て進化したものだ。彼らはそれぞれの得意分野を生かし社会を作っていった。

また、魔物と呼ばれるものもいた。力は並の獣人以上だが知力が低く、凶暴な者がほとんどだった。

魔物から人々を守るために組織されたのがギルドだった。ギルドは、依頼を受け様々なことに対応した。

こうして、1度世界が終わり新たな文明が生まれた。



とあるギルドで新たに出現したダンジョンの調査依頼があった。

ダンジョンとは、世界が終わってからの《空白の時代》と呼ばれる超古代文明の遺跡のことである。貴重な品が多数あり、財宝や中には強力な兵器、魔法がある。
しかし、とても危険な依頼なので並の者には務まらない。

今回出現したダンジョンは、黒の森の中。僕らはダンジョンに向け出発した。今回は少数精鋭のパーティーで挑む。人数は5人のみ。

そのダンジョンは、僕が今までに見てきたものの中では最大級の大きさだった。探索魔法で調べてみたらなんと、百階層もあった。

もしかしたら、世界の終わりが残した最高の産物であるアレ・・があるかもしれない









「ア"ア"ア"ア"ア"!づがれだ!」
僕達はようやく、99階層までたどり着いた。10回層ごとにボスモンスターがいた。ミノタウロスにケロベロス。ワイバーン、妖精、魔物の変異種までバラエティに富んでいた。全然嬉しくないけど...

そして、次は最後の階層。いよいよ、宝物庫だ。目の前にある堅牢な石造りの美しいトビラ。5人で扉に触れ魔力を流す。すると扉が開いた。

「「「「「うわぁ!凄い!」」」」」
僕らはハモった。顔を見合わせ笑う。中には金銀財宝だらけだった。早速魔法マジックバックを起動させお宝を収納した。中には珍しい魔法の書まであるが見ないようにしよう。見たいけど...

1時間後ー。全ての財宝を回収し終わり帰ろうとする。そこで僕は明らかな違和感を感じた。大抵、宝物庫の形は四角形か丸。しかし、この宝物庫は一番奥の部分が出っ張っている。そして、その壁の奥から微かに魔力を感じた。

僕は仲間に「先に行ってて。調べたいことがある。」と言い1人壁へと向かった。
壁には古代文字で薄らとこう書かれていた。

<我らの愛しい愛しいーーーーーー。ここに眠る。>

1部読めなかったが、何かあるのは確かだ。僕は生憎と細かい作業は苦手だ。その、古代文字の文を写終わると僕は持っていた剣で壁をふだった切る。

すると、壁は崩れた。中は暗かった。しかし、奥でかすかに光っているものがある。僕は静かに歩み寄るとそこには一人の人が眠っていた。

見たことがない透明な板の中には、スヤスヤと眠っている真っ黒な髪をした赤ん坊がいた。その手には赤黒い1冊の本が抱かされていた。

透明な板に触れた瞬間。板は消え、中にいた赤ん坊が倒れてきた。
「おっと!危ない!」
僕は慌ててその赤ん坊を受け止めた。暖かい。息もしている。僕はその不思議な赤ん坊を抱きかかえて仲間の元へと向かった。相変わらずスヤスヤと眠っている。

「それどうしたの?」
「なんか、宝物庫の奥切ったらいた。」
「えええ?!それってつまり...」
「まだ、分からないけど、もしかしたらコイツは」

これが、シンとの出会いだった。

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コメント

  • ぷのーる

    出だし…いいやん。。。

    1
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