私の世界〜「部活の後輩と付き合ってみた」スピンオフ〜

きりんのつばさ

私の最後の復讐



皆さんおまたせしました!!
今回からアフターストーリーと
なっていきます。

題名は物騒ですが内容は
ギャクばかりなので大丈夫です笑

ではどうぞ!!





私と広樹が付き合い始めてしばらくたった日
「……今度はなんだい?」
「いや〜今日も来てくれたね国木田〜」
私はいつものように国木田をカフェに呼び出していた。
「だって君からの召集に応じないと後で絶対
ロクな事にならないからね……」
「さっすが分かってんじゃん〜」
「……嬉しくない。で、今日は何だい?」
国木田にそう言われて私は本題を切り出す事にした。
「今日呼んだのは〜まだ残っていた事があったんだ〜」
「残っていた事?」
「そうそう。
ーー私の復讐」
「えっ……」
「そう言えばまだ私の復讐終わってなかったんだ〜
って事に気付いていさ」
「いやいや君の復讐ってあれで終わりじゃなかったの?」
「うん、終わりのはずだったんだけどさ〜
最後の最後にやらかした連中がいた事を
思い出してさ」
「あれ? そんな奴らいたか……?
僕見覚えないんだけど……」
国木田は殆ど私と一緒に行動していたから
大体何があったかは覚えているはずだ。
でも何故彼がその復讐相手を覚えていないのか?
それは簡単。だって……
「私が復讐し忘れたのは国木田と森だもん」
「へぇ……国木田と森か……
ーーん? ちょっと待って。今何か凄く嫌なフレーズが
聞こえたんだけどさ?」
「ううん、気のせいじゃないよ〜
私が復讐したいのは国木田、貴方と森結城だよ」
「僕!? ち、ちょっと待って!?
僕、君に何かしたかい?」
と慌て出す国木田。
「嫌だな〜忘れたの〜?
私と広樹が病室にいた時さ」
「病室にいた時……?
……あっ、ヤベッ」
何か思い出したらしく、表情が徐々に怯えに変わっていき
見ているこちらとしては面白い。
「まず森はさ、私と広樹がキスしようとしたところを
マンガ並みに邪魔してきてさ〜」
「あ〜確かにやっていたね……」
「国木田に限っては私の気持ちを先に広樹に
喋っちゃうし〜全くさ
ーー何してくれてんの?」
「い、いやだね……あれは……君の事を話した方が
上手く解決するかな〜って思ってさ」
「へぇ……上手く解決する為に国木田は人の好きな人を
その人にバラすんだ〜? へぇ……流石国木田大先輩」
「いやいやあれはだね……
ーーすいません調子乗りました」
と頭を下げる国木田。
「謝ってすむもんじゃないよね!?
せっかくの感動的な場面台無しだよ!!」
「本当にすいませんでした!!」
「というか10年以上の思いを先に好きな人に
バラされるって結構な公開処刑だよ!?
貴方に分かる!? 」
私はついつい熱くなってしまう。
そうやって思い出しているとあの時の怒りが
更に込み上げてくる。
「あれってクラスでラブレターを大声で読まれる
並みに恥ずかしいんだからね!?」
「本当にすいませんでしたとしか言えないです!!」
「というか病室でも私と広樹が良い雰囲気に
なっているんだからさ森にも気を使う様に
言いなさいよ!! というかアレは何!?
マンガで恒例のネタはいらないって!!」
「ぼ、僕はあいつの保護者では……」
「何か言った?」
「いえ、何にも、全く……」
「あのせいで私は広樹とのファーストキス
お預けになったんだから!! 貴方に分かる?
好きな人とのキスをお預けになる気持ちは!?」
「本当にすいませんでしたーー!!」
「とりあえず森には既に復讐したし……!!」
「あれ、もうしたんだ? てかそれなら僕に
言ってくれたっていいじゃないか……」
「反省している!?」
「イエス、ボス!!」


〜その頃の森と凛子〜

「さて、説明してもらいましょうか……結城先輩?」
「こ、これはだな……深い事情があって……」
「へぇ〜深い事情ですか〜
“人妻教師と個人レッスン” “無人島での2人生活”
“教え子と放課後の個人授業” 
“捕らえられた美人警官” “コスプレ美女と夜の撮影会”
ーーこれらのDVDを見る事にそんなに深い事情が
あるんですか? 詳しく教えてもらえませんかね
結城先輩?」
「いや見る理由では無くてだな……これらがバレた理由を
話させていただきたい……」
「どうして先輩は私の裸で興奮しないんですか!?
先輩が見たいと言えばいつでも見せますよ!?
初体験はどこでしますか!?
私の部屋ですか? 先輩の部屋ですか?
それとも休憩所ですか!?」
「話が飛躍しすぎだろ!? というか落ち着いて……」
「私はこれらを詳しく見て、先輩の性癖、趣味を
今以上に把握してきます!!」
「いやしないでもらえる!?」
「先輩は私に何をきせますか!?
スーツ? セーラー服? 警察官の制服?
アニメのコスプレ? それともスケスケの下着ですか!?
さぁ選んでください!!」
「待ってくれ最後のはどうやって出てきた!?」
「分かりました!! スケスケの下着ですね!?
今日帰りに買ってきます!! ちなみに下着は
何色がお好みですか!?」
「そりゃ派手な色……って何を言っているんだ俺は!?」
「せ、先輩の変態っ!!」
「言っておいてなんだが
ーー理不尽だろこれって!?」


「さて国木田への復讐なんだけどね
ーーこうしたよ」
「果たして僕はどうな」
「ーーありがとうございますね樋口先輩」
「げっ七海!?」
国木田の後ろには彼の1番大事な人。平塚七海がいた。
「私考えたんだよ……どうやったら国木田に
1番ダメージが大きいかを……そうしたら分かったよ
ーー平塚呼べばいいんじゃね?って!!」
「酷っ!? 確かに間違ってないけどさ!?」
「センパイ、何親しげに樋口先輩と話して
いるんですか? 浮気ですか? 不倫ですか?
ーーとりあえず話は部屋で聞きます」
「……はい、分かりました」
と彼女に連行される国木田。
「よしスッキリした!!
これで私の復讐は終わったよ〜」
「ーー綺麗にきまったところ悪いが翔子。
お前は1つ忘れているぞ?」
「えっ……広樹……?」
何故か私の後ろには広樹がいた。
「俺もすっかり忘れていたな。
ーー翔子、俺のプリン食べたよなぁ〜?」
「あ、あれは……その……え、えっと……」
まさか私が広樹のプリンをこっそり食べたのがバレた……
あっ、そう言えば自分で前に白状してた〜。
「詳しくは部屋で聞こうか……?
ーー部屋なら色々と聞けるしなぁ?」
「広樹……怖い……優しく……して」
「なぁに心配するな〜
ーー夜は長いからなぁ〜?」
「……おワタ……私……ドンマイ……
広樹に……優しく……抱いて……もらえる?」
「優しくはしねぇからな?」
「激しい……広樹も……いい」

この後私は広樹に朝になるまで激しくされた。
……気持ちよかったからいいけどさっ!!





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コメント

  • あいす/Aisu

    ホントにギャグが多かったw結果的に全員幸せですね!(森先輩?ある意味ご褒美でしょ)w

    2
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