私の世界〜「部活の後輩と付き合ってみた」スピンオフ〜

きりんのつばさ

苦笑













私はクラスメイト達と朝のホームルームが始まるまで
話した。
そして・・・
「はい、みんな〜座って」
私の復讐の対象である担任が来た。
(こいつが・・・広樹を追い出した犯人の1人・・・
さて、どんな目に合わしてやろうか・・・!!)
「って・・・あれ樋口さん・・・貴方どうしたの?」
「今更なんですけど高校デビューですよ先生〜
どうですか?決まってますか?」
と私は担任に見せるようにわざとポーズを決めた。
「えぇ・・・いい事かもしれませんね・・・」
そんな私の姿を見て、担任は困惑しているようだ。
「もぅ先生〜そんなんだと彼氏出来ませんよ〜」
「先生は教職が彼氏なの、今はそんなの
考えていないですよ」
(嘘つけ、生徒と密会していたの私見たぞ?
何が教職が彼氏だ、笑わせるな)
明らかな嘘をつかれて私は苦笑していた。
「えぇ〜先生、充分綺麗なのに〜もったいない」
「はいはい、それまでね。では出席を・・・」
と朝のホームルームが始まった。
(さて、お前にはどんな復讐をしてやろうか・・・)
私はホームルーム中、ずっとそれだけを考えていた。


朝のホームルームが終わった後も
私の周りに人だかりが絶えなかった。
というか休み時間が立つ程に人が増えてきた。
昼休み、相変わらず私の周りには人が沢山いた。
「ねぇ翔子って頭良いよね!!いつもどんな風に
勉強しているの?」
「えぇ〜私はあまり勉強しないよ〜
毎日家でゴロゴロしているよ〜」
「またまた〜さっきの難しい問題、自分から
手を挙げて解いて正解してたじゃん〜」
「あれはたまたまだよ〜」
私は授業中、クラスメイトが解けないだろう問題に
自ら手を挙げて解くようにしたり
授業後、教師にその日の授業の範囲で気になった事を
質問するようにしていた。
(確実に1つずつ詰めていこう・・・)
あの憎い担任と常村に復讐するためには味方が必要だ。
まずは他の教師に媚びを売る事にした。
クラスメイトに関しては同じ空間にいるので
日頃話していけば大丈夫だろう。

・教師には授業で媚びを売り

・クラスメイトには日頃の行いで味方につけていく

私はしばらくこの作戦で行く事にした。
今、手元にあるのは担任と常村が
密会している場面の写真。
これを最悪、校内に貼ったり、ネットに晒せば
彼らは学校からいなくなるだろう。
だけど・・・
(それじゃあ温い・・・!!そんなんじゃ
私の気持ちは晴れない!!)
やるならこれ以上の事をして再起不能まで追い込む。
・・・そうでもしないと不公平だ。
(さて、担任と常村・・・どちらから締めようか?)







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