ノンフィクション作品です(タイトル未定)
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連載中:4話

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ノンフィクション作品です(タイトル未定)

  • あらすじ

     ◆簡単な説明
     
     おれの歩んだ今までをノンフィクションで記します。
     どのくらい時間がかかるかわかりません。
     初めて書くので文章も拙いし、語彙も稚拙なものとなります。
     一人称は、ぼく、おれ、わたし、のいずれにすべきか悩みましたが、自分らしさを追求した結果、おれを活用することとしました。
     
     現在の感情から物語は始まります。現在の眼前に広がる景色から、過去を旅し、たくさんの経験したことを少しでも多くの方に伝えることが目的です。
     物語内に登場する話は全て本当のことで、こんな人生を歩んだ人間もいるという事実が、なんらかの形で、誰かの心に少しでも残せたら幸せです。
     
     
     ◆あらすじ
     
     おれの目から見えている世界は見知らぬ天井。首の動脈部分には管がつながり、腕には点滴針が刺さっている。陰部に違和感を覚えたので、廃墟を覗く少年のように、静かに、こっそりと下半身を覗くと、陰茎にも管が繋がっていることが確認出来た。
     ああそうか。少しずつ現実に引き戻されていき、まだまだ正常運転とは言えない自らの脳がショート寸前まで思考を巡らせた結果が出た。
     「ここが死後の世界か」
     おれはなにかを悟り、少しずつ過去のことを思い出し始めた。そういえば色々なことがあったな。やっぱり一番は別れかな、車で何ヵ月も生活をしたよな。自暴自棄になり薬物に溺れ、冷たいやつ以外はほとんどやったっけか。少年院に入った頃の記憶も懐かしいよな。当時はこんな地獄、二度と戻るもんかと本当の悪夢を見た気でいたけど、あの経験がおれを強くしてくれたのかもな。兄は今頃北海道か。いい加減気付いて欲しいよな。あの子たちは元気にしているだろうか、親に似ない良い子になっているだろうか。昔は荒れてた時期もあったっけか、暴走族の5歳くらい年上6人に囲まれた時は死んだと思ったな。いやいや、そんな暴走族よりも刀を目の前で握られたあの瞬間こそ本当に死を覚悟して泣けたな。暴力的だった父が兄を文字通りの半殺しにした時はさすがにやばいと思ったけど、家に押し掛けてきた堅気ではない方に立ち向かった背中はすごかったな。そもそも家に堅気ではない人が来るってどんな状況だよって思ってたけどな。妹は幸せそうで良かった。ハンデを背負って産まれてきたんだ、ずっとずっと苦労してきたんだ、妹はもっともっと幸せを掴むべきだ。
     
     色んなことを思い出しつつ、その当時を巡ります。
     そんなノンフィクション作品です。
     
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