ドラゴン&メイド喫茶へようこそ!

巫夏希

エピローグ

 後日談。
 或いは、すべての物語のエピローグ。
 結局、ティアはその命を無碍にすることは無く、ボルケイノの一メンバーとして日々を送ることとなった。
 しかし竜の盟約はまだ解除されておらず、父さんは竜人のままだった。
 それにしても、もともと人間だった父さんと、母さんから生まれた僕は、竜人なのか、それともただの人間なのか、というポイントについては――残念ながら分からない。
 分かるはずもなければ、分かろうとするはずもなければ、わかり合えるはずもない。
 結局の所は、分からないままだらけだ。
 でもまあ、それで良いと思う。
 それで毎日が楽しければ、それで良いんだと、僕は思う。
 マスターはあれから話さなくなってしまった。きっと、僕たちのことを心配してくれていたのだろう。そして、その心配が無くなったから、話す必要が無くなったのだと思う。
 それで良い。それで良いのだと、僕は思う。
 今でもマスターは、僕の友達だから。
 かけがえのない、友達だから。

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