ドラゴン&メイド喫茶へようこそ!
エピローグ
後日談。
或いは、すべての物語のエピローグ。
結局、ティアはその命を無碍にすることは無く、ボルケイノの一メンバーとして日々を送ることとなった。
しかし竜の盟約はまだ解除されておらず、父さんは竜人のままだった。
それにしても、もともと人間だった父さんと、母さんから生まれた僕は、竜人なのか、それともただの人間なのか、というポイントについては――残念ながら分からない。
分かるはずもなければ、分かろうとするはずもなければ、わかり合えるはずもない。
結局の所は、分からないままだらけだ。
でもまあ、それで良いと思う。
それで毎日が楽しければ、それで良いんだと、僕は思う。
マスターはあれから話さなくなってしまった。きっと、僕たちのことを心配してくれていたのだろう。そして、その心配が無くなったから、話す必要が無くなったのだと思う。
それで良い。それで良いのだと、僕は思う。
今でもマスターは、僕の友達だから。
かけがえのない、友達だから。
或いは、すべての物語のエピローグ。
結局、ティアはその命を無碍にすることは無く、ボルケイノの一メンバーとして日々を送ることとなった。
しかし竜の盟約はまだ解除されておらず、父さんは竜人のままだった。
それにしても、もともと人間だった父さんと、母さんから生まれた僕は、竜人なのか、それともただの人間なのか、というポイントについては――残念ながら分からない。
分かるはずもなければ、分かろうとするはずもなければ、わかり合えるはずもない。
結局の所は、分からないままだらけだ。
でもまあ、それで良いと思う。
それで毎日が楽しければ、それで良いんだと、僕は思う。
マスターはあれから話さなくなってしまった。きっと、僕たちのことを心配してくれていたのだろう。そして、その心配が無くなったから、話す必要が無くなったのだと思う。
それで良い。それで良いのだと、僕は思う。
今でもマスターは、僕の友達だから。
かけがえのない、友達だから。
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