異世界に来た俺は自分の物語を始める

ハルト

始まりの物語

街をぶらぶらと歩き回り分かったことが何個があった。
まず俺の装備だが何も無い。
それと、言語が通じるが日本円は、全く持って使えないという事だ。
まぁよくある展開だろう。
「 ここは、ゲーム的展開だと美少女と会うのが普通なんだろうけどな」
そんな在り来りな展開を期待していた。
そんな展開ありえないのは分かっていたが。
特にチートと言える能力など無いことも分かった。
「とりあえずどうしようかな特にこの世界のこと分からんからな 」
店を見ていると文字が全く読めず苦労しつつある。
金が使えないのならご飯も食べれずこのまま死んで行くだけだ。
「どうしたもんかな……こういう時こそゲーム展開だ。ここで、ギルドに入るのが優先だろうけどそんなのどこにもない。なら、イベント事だ。とりあえず店の人になにかなかった聞いてみるか。あ、でも金ないから入っても意味ないのか。役に立たねぇーよ神様もっと俺に優しくしろよ。仕方ないな周りにいる人達にでも聞いてみるか 」
重そうに樽を抱え歩いている男性に声をかけてみることにした。
上半身裸で、スボンを履いており身体付きもよくしっかり働いているのが分かる。
でも何故裸。
「よお、樽重そうだな。ところで聞きたいことあるんだけど少しいい? 」
「うんだお前?変わった格好してんな 」
「まぁこの格好にあまり突っ込まないでくれ危ないかもしれねーぞ。ってのはいいけど俺旅人でよどこに行けばいいか分からないんだ。頼む教えてくれよ兄弟。それに最近なんか凄い出来事なかった? 」
軽々しく男性に声を掛けた。凄い量の汗を出している中悪いと思いつつもこうでもしなければ何も始まらない。
「 旅人ね、出来事言われてもな……あっ!そうだな一つだけあるぜ。それはな、なんでもここ最近謎の奴らが出たことかな」
「謎の奴ら? 」
男性は、息を飲み込み樽を地面に起きこちらをギラっと睨みつけ小声で喋り出した。
「実はな、なんでも最近騎士達が口々にこういう何故か家が襲われるのに住民は、殺されないとな。まぁでもあくまで本当かどうかなんて定かでは、ないんだがな。まぁ兄ちゃんこれは、わからんから無視してていいぜ。皆信じてないしな。んでこんなところでどうだ出来事は? 行く場所は、そーだなここ真っ直ぐに行くと騎士がいるから聞いてみな」
なんだか不思議なことを聞いた。
この樽を持った男性は、かなり優しい人なのかもしれない。
というか優しい。
「ありがと兄弟 」
軽く挨拶をしてから俺は、男性の言われた通り真っ直ぐ騎士達がいるであろう場所まで向かった。
「さっきの話荒らしやかなんかじゃねーの知らんけどよ 」
先程男性から聞いた話がどうしても気になってしまいもやもやしていた。
「こっちの世界でいう都市伝説みたいなものか 」
つまり本当かどうか知らないが噂になる程だからそういうことなのだろう。
それにこの世界のことをあまり知らないのに口を挟むのもリスキーだ。
「 ってどこだよ騎士達がいるところは。あの、兄弟教えてくれよな全く」
街の誰かに聞こうと辺りを見回すと、赤髪が肩までありオレンジの瞳を輝かせ右手には、剣を持っており服も赤と黒のしましまのドレスを着ていてなんというか超絶美少女だ。
まさに俺のヒロインだな。まぁいいや。
とりあえず彼女に声をかけることにした。
「あの少しいいですか? 」
俺が声をかけると彼女は、こちらに振り向いた。
「 えっと、道聞きたいんだけどこの先騎士達がいる所であってます?」
「……え、えっとあってるよ。でも騎士のところに行って何するの? 」
「 いや、俺実は旅のもんだからどこに行けばいいか分からなくて」
「 なら大丈夫。私こう見えて騎士だから」
「おお、マジですか。でも全然騎士に見えないですけど大丈夫? 」
「まぁ、先程までパーティがあったからね 」
そんなことより俺ってば今何年ぶりに女性と話たんだけどすごくない?
歳も近そうだし。
「 でも少しばかり手伝って貰うけど大丈夫かな?」
「手伝い?何だか分からないけど困ってるなら助けるよ 」
このセリフ1度は、言ってみたかったんだよなぁ。
このセリフ俺の中で言ってみたかったランキング10位のセリフだけどな。
困ってるなら助けるよが10位。
って誰に説明してんだ。
「どうしたの? 」
「いや、別に。んで手伝いって何? 」
「私ねこのパーティで、お見合いがあって結婚の話になったから逃げてきたの。だから今他の騎士が追いかけてきてるんだけどそこから逃げないといけなくて、だからお願い手伝って欲しい」
「 えっと、つまり逃げる手伝いってことでいいのかな?」
「逃げながら色々と案内するから……ダメかな? 」
何その上目遣いそれに勝てるやついんの?
女性+上目遣い=まじ最強。





何分間こうして歩き続けているのだろうか。
騎士が近くを通ると直ぐに逃げてどんどん俺が行きたい騎士のところから離れている気がする。
「 どこまで逃げるの?」
「ごめん。付き合わせて 多分もう大丈夫だから」
「 いいの?でもここどこ?」
周りを見ると見たことの無い景色ばかりだ。
中世風の家が並んでおり目の前には大きな城が立っており鎧を来た人ばかりが並んでいた。
「ここがえっとあなたの行きたかったところ。ところで名前聞いてなかったような。私の名前は、シャリー 」
「 そうだったな。シャリーね。よろしく。俺の名前は霧白零。変わった名前だと思うけど気にしないでくれ。レイって呼んでくれたらいいよ」
「本当に変わった名前だね。レイよろしく 」
「 シャリー様お帰りなさいませ。パーティは、まだ続いていると聞いているのですかよろしいのでしょうか?」
「お見合いの話があったからね 」
「そうですか。シャリー様少しよろしいでしょうか」
鎧を着た騎士の1人が耳元で何かをシャリーに伝えていた。
「なるほど分かったありがと 」
「どうかしたの? 」
気になってしまい聞いてしまった。
「いえ、こちらの話よ 」
「とりあえずシャリーには、感謝しとくよ 」
「気にしなくていいよ。私こそ色々と迷惑掛けてごめんなさいね 」
「それは、いいです。とりあえずどこに行けばいいかな? 」
「 そうね行く場所がないのならジャンさんの所に行くといいわ。彼なら色々と教えくれるから」
シャリーは、そう言いながらそのジャンとかいう人のところまで着いてきてくれるらしい。





「 あら面白い人ねハクあの子気に入ったわ」
「珍しいですねサリア様 」
「 そうかしら。でもあの子……なんでもない」


こうして俺の新たな冒険は、始まった…………。

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