ビアンカ嬢の波瀾万丈異世界生活っ!!

葵里

ツンデレなお嬢様

トール兄上様から百合の花をいただいてから半月が経ちました。もうそろそろで4歳になりますわ。
5歳は節目の年と言って貴族の子は盛大に誕生日を祝い、他の貴族家にお披露目するのです。そのために4歳になるとマナーの授業が増えるのです。我が公爵家は高位貴族であるため粗相は出来ません。高位貴族としての誇りにかけて必ずや成功してみせますわ!

マナーレッスン頑張りますっ! 




昨日は、久し振りに体調が良くってトール兄上様とお庭行ってきましたの。前に見たときと花が違っていて驚いたわ。薔薇や百合の花が中心だったのに、ダリアやチューリップなどが中心に植えられていて大満足でしたわ。

今日も別段体調が悪くないのよ!本日のレッスンは、乗馬なの!外に出られるし、可愛い動物達と戯れられるから大好きな授業なのです!

「お嬢様!御顔が真っ白じゃありませんか!?体調が悪いのですか?今日の乗馬は休みましょう!」

えっ!嫌よっ!乗馬楽しみにしていたのよ!

「まぁ、マーサ、落ち着きなさい。私は外に出ていないから顔が白いのよ?トール兄上を見た後に私を見たから余計にそう思ったのかしら?今日はすこぶる調子がよくってよっ!だから、大丈夫よ、マーサ。」

「…本当なんですね。もし、お倒れになってしまったらマーサは泣いてしまいますわ。うっ、うっ」

メイド服のポケットからハンカチを取り出し、よよよっと泣くマーサ。
わざっとらしくってよ!

「はぁ、わかりましたわ。無理はしません。体調が悪くなったらすぐに休み、授業は終わらせますわ。だから、その嘘泣きを辞めなさい、マーサ。」

「マーサは、嬉しゅう御座います。お嬢様はきちんとご自身の限度というものを理解できるようになったのですね。いつも、いつも無茶ばかり。マーサは心配しすぎて少ない寿命が更に無くなってお嬢様と仕える時間がすくなると思うと悲しゅうございました。」

「もうっ!マーサったら!からかわないでっ!私はもう行きますからねっ!
……………………まぁ、でも少しは悪いと思っているのよ?帰ったらマーサのハーブティを飲んで早めに寝るわ。だから、私のために長生きしなさいっ!」

恥ずかしくなって顔が赤くなってしまう。なんだか、いつもお世話してくれるマーサに感謝するのは照れ臭くて早口に喋り、言い逃げのように飛び出して行ってしまう。

置いて行かれたマーサは目が潤み、嬉しそうに口角を上げ自身の体を抱きしめる。

「うちのお嬢様はなんて可愛らしいんでしょう!そこまで期待されては最高のハーブティを用意しなくてはっ!」 

普段真面目で表情を崩さないお嬢様付きの乳母が、頬を緩ませスキップしている姿を他の使用人が見て驚き二度見されることとなった。

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コメント

  • 伊予二名

    うん。ツンデレは相手に分かりやすいほうが罪が無いですよね。

    1
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