ビアンカ嬢の波瀾万丈異世界生活っ!!

葵里

食堂にて

長い白い大理石のような石を使用しているテーブル、椅子は細かい衣裳をされており花柄、テーブルの上には色鮮やかな料理がこれでもかとのっています。
朝からこれ全部食べれないですよ。勿体無さすぎます。

「あらあら、おはよう。私の可愛い子。席につきなさい。」

私よりも濃い金色の髪に黄色に近いオレンジ色の瞳の絶世の美女がおります。此方が今世の母上です。前世の母上も美人でしたが、比べ物になりませんね。性格も良さそうです。

「おかあさま。おはようございましゅ。」

そう私、頭の中ではこのような話し方なのですがまだ2歳児の体ではうまく話せず……
恥ずかしいです。前世では、26歳だったのですよ!?
思わず、頬が赤くなってしまいます。

「今日はお父様が帰ってくるんだ!楽しみだなっ!」

ニコニコしながら話しかけるのは、7つ上の兄のトール。黒に近い紺の髪にスカイブルーの瞳をしておりこれまたイケメンです。腕白で、よく庭に出て駆けずり回っているので肌が小麦色に焼けていますが、スカイブルーの瞳がさらに映えて美しさに磨きがかかっています。将来モテモテですね。

「そうなのよ。昨日、マーサに予定を空けておくように言ったのはお父様が帰ってくるからなのよ。」

母は父が本当に好きなのですね。赤い頬に手を添え首を振っています。恋する乙女ですね。父はどのような方なのでしょうか?仲良くできるといいのですが。

「母上、僕は朝食食べ終わったので先に自室へ戻ります。父が戻ったらセバスを寄越してください。」

冷静沈着でメガネを直すのは、9つ上の兄、ハロルド。トールと同じ黒に近い紺の髪に母と同じ黄色に近いオレンジ色の瞳をしている。瞳が切れ長なので怖いイメージでメガネにより秀才感が強く出ている。この兄は私にはあまり話しかけてこない。常に無表情で廊下で会って挨拶をしてもほとんど無視される。私のなにかが気に食わなくて嫌いなのだろう。

「わかったわ。セバス、頼んだわよ。」
「承知しました、奥様。」

ハロルドはそのまま食堂を後にし、セバスと母は話し続けている。トールは食事をかき込み凄いスピードでたべている。

父上はどのような人なのだろう?帰ってくるのはいつ頃になるのか。今日は自室で本をひたすら読んでもらおうと考える。

マーサは背筋がひんやりとし、ぶるっと震えた。なにか嫌な予感がすると腕をさすった。


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コメント

  • 伊予二名

    前世の母上は控えめに言ってクズっぽいですしね。人格。

    1
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