異世界転移した少女が幸せになる物語
6 ギルドマスターと魔力測定
今、ギルドの前でアベルはムキムキなおじいさんにリンチされている。
「なんでこんな時間かかったか言ってみぃ!言い訳なら聞いたるわ」
「ぐっ!っっ!」
さっきから殴りながら聞くから喋れる訳もなく永遠と殴られ続けるアベル。さすがに可哀想。イケメンだった顔も結構残念なことになっている。
「あの、すいません。殴られながらだと喋れないと思います。」
ひとまず、おじいさんに声をかける。
「あん?なんじゃお前さんは!べっぴんさんやなー」
おじいさんは私に気づいたらしく手を止めてアベルから退いた。
「え、どうも・・・アベル、大丈夫?」
傷を治すため殴られる前の彼の顔を思い浮かべて左手を彼の頬に右手で指パッチン☆
「大丈夫だ。ありがと・・」
ひとまず、顔は治った。
「お、おい!お前さん魔法が使えるのか!」
「え、はい。たぶん」
「こいつは、アリア。俺が拾ってきたんだ。少し大切な話がある。マスター室に行ってもいいか?」
「なんじゃ、別にいいぞ。というか、話があるならさっさと入れば良かったんじゃ。阿呆め。ほれ、ついてきぃ」
あれ?入る前に蹴りつけてきたの誰だっけ?っと考えてしまった。
アベルは我慢するように右手の拳を強く握っている。
「ほれ、入れ。」
「あ、はい。失礼します。」
案内されたそこはマスター室。ギルドで1番偉いギルドマスターの部屋だった。
「わしは、このギルドのマスター。ジョン・ヴィサージじゃ。さて、説明を聞こうかの。」
ひとまず、私がこの世界にきた経緯と女神様によって魔法が与えられてることを説明した。
「ひとまず、魔力測定をするかの。おい、アベル。ぼさっとしとらんと持って来い。」
「ったく、なんなんだよ。人使い荒いな」
アベルがブツブツ言いながら部屋を出て行く。
「アリアちゃん、色々大変やったなぁ。元の世界に置いてきた家族や友人もおるやろうに・・まぁ、なんか困ったことがあれば言うんじゃよ。絶対力になってやるからな!」
「はぁ、ありがとうございます。」
別に家族を置いてきた事は気がかりではない。あれは家族というのかもわからないし。友人と呼べる友人もいなかったし。ただ気がかりは一つだけ。3歳から習い始め17歳までの14年間ずっとお世話になったピアノの先生。
(先生にお世話になりましたって言いたかったわー)
そんな風に黄昏ているとアベルが大きな水晶玉を持ってきた。
「ほら、持ってきたぞ」
マスターの机の上に置く。
「遅かったな。じゃ、アリアちゃんこの水晶玉に手をかざしてみぃ。」
「え?かざすだけでいいですか?」
「おう。やればわかる。」
マスターに言われた通りに右手をかざす。すると水晶は赤、青、緑、黄、黒、白、さまさまな色に光った。そして、最後に割れた。
「え・・・っと、何かわかりました?」
「「・・・・・・いろいろとな」」
「なんでこんな時間かかったか言ってみぃ!言い訳なら聞いたるわ」
「ぐっ!っっ!」
さっきから殴りながら聞くから喋れる訳もなく永遠と殴られ続けるアベル。さすがに可哀想。イケメンだった顔も結構残念なことになっている。
「あの、すいません。殴られながらだと喋れないと思います。」
ひとまず、おじいさんに声をかける。
「あん?なんじゃお前さんは!べっぴんさんやなー」
おじいさんは私に気づいたらしく手を止めてアベルから退いた。
「え、どうも・・・アベル、大丈夫?」
傷を治すため殴られる前の彼の顔を思い浮かべて左手を彼の頬に右手で指パッチン☆
「大丈夫だ。ありがと・・」
ひとまず、顔は治った。
「お、おい!お前さん魔法が使えるのか!」
「え、はい。たぶん」
「こいつは、アリア。俺が拾ってきたんだ。少し大切な話がある。マスター室に行ってもいいか?」
「なんじゃ、別にいいぞ。というか、話があるならさっさと入れば良かったんじゃ。阿呆め。ほれ、ついてきぃ」
あれ?入る前に蹴りつけてきたの誰だっけ?っと考えてしまった。
アベルは我慢するように右手の拳を強く握っている。
「ほれ、入れ。」
「あ、はい。失礼します。」
案内されたそこはマスター室。ギルドで1番偉いギルドマスターの部屋だった。
「わしは、このギルドのマスター。ジョン・ヴィサージじゃ。さて、説明を聞こうかの。」
ひとまず、私がこの世界にきた経緯と女神様によって魔法が与えられてることを説明した。
「ひとまず、魔力測定をするかの。おい、アベル。ぼさっとしとらんと持って来い。」
「ったく、なんなんだよ。人使い荒いな」
アベルがブツブツ言いながら部屋を出て行く。
「アリアちゃん、色々大変やったなぁ。元の世界に置いてきた家族や友人もおるやろうに・・まぁ、なんか困ったことがあれば言うんじゃよ。絶対力になってやるからな!」
「はぁ、ありがとうございます。」
別に家族を置いてきた事は気がかりではない。あれは家族というのかもわからないし。友人と呼べる友人もいなかったし。ただ気がかりは一つだけ。3歳から習い始め17歳までの14年間ずっとお世話になったピアノの先生。
(先生にお世話になりましたって言いたかったわー)
そんな風に黄昏ているとアベルが大きな水晶玉を持ってきた。
「ほら、持ってきたぞ」
マスターの机の上に置く。
「遅かったな。じゃ、アリアちゃんこの水晶玉に手をかざしてみぃ。」
「え?かざすだけでいいですか?」
「おう。やればわかる。」
マスターに言われた通りに右手をかざす。すると水晶は赤、青、緑、黄、黒、白、さまさまな色に光った。そして、最後に割れた。
「え・・・っと、何かわかりました?」
「「・・・・・・いろいろとな」」
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コメント
RAI
とても良かったです!
てててさんの作品は良い物ばかりでとても尊敬します。
これからも体を壊さず頑張ってください!
ノベルバユーザー227361
続きが凄く楽しみです!!
てててさんの作品は凄く好きでいつも楽しませていただいてます
これからも頑張って下さい!